製造装置のIoT化を支援するスマートデバイスゲートウェイFAニュース

アズビルは、製造装置のIoT化を支援するスマート・デバイス・ゲートウェイ「形 NX-SVG」を発売した。製造装置に組み込まれた各種制御デバイスの情報をプログラムなしで連携するため、IoT化に要する時間と手間を大幅に削減する。

» 2018年10月03日 07時00分 公開
[MONOist]

 アズビルは2018年9月11日、製造装置のIoT(モノのインターネット)化を支援するスマート・デバイス・ゲートウェイ「形 NX-SVG」を発売した。イーサネットやRS485シリアル通信ネットワークにおいて、各社のPLCやFAデバイスの通信プロトコルをサポートし、製造装置に組み込まれた各種制御デバイスの情報をプログラムなしで連携できる。

 小型ながら、1台にLANポートとRS485ポートを2つずつ、計4つのポートを標準装備する。イーサネットに合計128台、RS485には合計62台までの機器を接続できる。CNC工作機械ともデータ交換が可能で、CNCのデータ収集能力を大幅に強化する。

 データの送受信は、転送先レジスタと転送元レジスタを指定するだけで簡単に設定が可能だ。通信プロトコルが異なる機種間の通信も、完全プログラムレスで実施できる。

 PLC、モーションコントローラー、CNC、調節計、インバータ、燃焼安全機器など、さまざまな機器が組み込まれた製造装置について、制御機器で個別に通信対応する必要がないため、装置のIoT化に要する時間と手間を大幅に削減する。

photo 「形 NX-SVG」の使用イメージ(クリックで拡大) 出典:アズビル

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