この記事は、2018年9月7日発行の「FA メールマガジン 」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
産業用IoTで市場をけん引してきた米国のGEが今、苦境に立たされています。GEは「インダストリアルインターネット」や、それを実現可能とするIoTプラットフォーム「Predix」を開発。同基盤を機軸としたデジタルカンパニー「GEデジタル」なども設立し、OT(制御技術)を中心とした企業ながらソフトウェアカンパニーとして本格的な取り組みを進めるなど、第4次産業革命を実現する1つの中核企業として注目を集めました。
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デジタルツインで唯一かつトップ、シーメンスだけが可能な包括的アプローチとは
シーメンスPLMソフトウェアが、米国ボストンで開催したプレス・アナリスト向けイベントの基調講演に、シーメンス デジタルファクトリー部門 CEOのヤン・ムロジク氏が登壇。バーチャルとリアルをつなぐ「デジタルツイン」を製造業が実現して行く上で、同社が唯一かつトップのポジションにあることを訴えた。
インダストリー4.0は実装段階と訴えるシーメンス、マインドスフィアも新フェーズ
シーメンスはハノーバーメッセ2018において、プレスカンファレンスを開催し、インダストリー4.0が既に実装段階に入っており、成果を残していることを強調。合わせて、同社の推進する産業用IoT基盤「マインドスフィア」の進捗状況と、TSNなど新たな技術への取り組み状況を紹介した。
産業用IoTのOS目指す「マインドスフィア」の現在地
工場など産業領域でのIoT活用には大きな注目が集まっているが、個々の企業でこれらのデータ収集、蓄積、活用の基盤を開発するには負担が大きい。こうした課題を解決する“産業用IoTのOS”を目指すのがシーメンスのIoT基盤「MindSphere(マインドスフィア)」である。開発責任者および日本での責任者の話を通じて現在地を紹介する。
GEが目指す“素晴らしい工場”とは何を指すのか
日本オラクルが開催したユーザーイベント「Oracle Cloud Days Tokyo 2016」にGEデジタルが登壇。GEが進める「Brilliant Factoryプロジェクト」の概要と、同プロジェクトから部分的に切り出して外販する「Brilliant Manufacturing」について紹介した。
GEヘルスケア日野工場のスマート化、デジタルと人の織りなす改善が原動力に
GEのスマート工場「Brilliant Factory」において、世界に7つあるショーケースサイトの1つになっているのがGEヘルスケア・ジャパンの日野工場だ。30年以上の歴史を持つ日野工場のスマート化は、ロボットやAIが活躍する近未来の工場ではなく、デジタルと人の織りなす改善によって実現されている。
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