Edge TPUやCloud IoT Edgeと関わりの深い機械学習とAI関連の機能も多数追加された。
TensorFlowをはじめとするオープンソースの機械学習フレームワークを扱うには、Pythonなどの言語を習得する必要がある。このコンピュータ言語を習得することなく機械学習モデルを開発できるのが「Cloud AutoML」だ。
Google Cloud Next 2018では、Cloud AutoMLのβ版として3つの機能が発表された。画像を扱える「Cloud AutoML Vision」、自然言語処理が可能な「Cloud AutoML Natural Language」、独自のカスタム翻訳モデルを作成する「Cloud AutoML Translation」である。
また、TensorFlowとCloud AutoMLの中間に位置する機械学習モデル開発のソリューションとして「BigQuery ML」を発表した。データベース構築に用いられているSQLの知識を前提としており「エキスパートから中級者、初心者まで機械学習を扱えるようになった。全てのユーザーにとって機械学習を身近に感じてもらえるのではないか」(佐藤氏)という。
これらの他、第2世代のTPUである「TPU v2」を用いた機械学習のクラウドサービス「Cloud TPU v2 Pod」、第3世代のTPU「TPU 3.0」ベースの「Cloud TPU v3」のα版提供も発表している。
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