IoT活用はテクノロジーではなくビジネスの問題だ製造マネジメント メルマガ 編集後記

MONOistもテクノロジーメディアをうたっておりますので、どうしてもテクノロジーで捉えてしまうのですが……。

» 2018年06月26日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2018年6月26日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


IoT活用はテクノロジーではなくビジネスの問題だ

 米国ボストンで開催されたPTCの年次テクノロジーカンファレンス「LiveWorx 2018」を取材してきました。同社の年次イベントが「LiveWorx」になった2016年から3年連続で取材しているのですが、注目のポイントは毎年少しずつ変わっているように感じます。

 IoT(モノのインターネット)プラットフォーム「ThingWorx」の買収によって年次イベントを衣替えした2016年は、やはりIoTが注目を集めました。そして2017年は、フィジカルとデジタルの情報のハブとなるPLMの重要性が再評価されました。

⇒LIVEWORX 2016:IoTで目指すべきは“体験”の拡張、PTCがARとの融合で実現

⇒LIVEWORX 2017:PTCが進めるフィジカルとデジタルの融合、その時「IoTは次世代のPLMになる」

 今回の2018年はというと、あらためて「Vuforia」ブランドに統合したAR(拡張現実)と、そのARに必要な3Dデータを作り出すツールである3D CADとCAEだったのではないかと思います。特にPTCとアンシス(ANSYS)の提携は、3D設計ツール業界にとっては大きなインパクトのある話題だったと思います。

⇒LiveWorx 2018:「フィジカルとデジタルの融合」に「人」が加わり、IoTとARは真価を発揮する

⇒PTCとアンシスはなぜ提携したのか「両社は最適なパートナー」

 さて、ARと3D CADに注目が集まる一方で、ThingWorxの採用が着実に進展していることも明らかになりました。

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