インフォマティクスとホロラボは、MR技術を利用したソリューション展開を目指した業務提携契約を締結した。HoloLensリモートツールライセンスの提供を受け、HoloLensとPC間での遠隔コミュニケーションが可能になった。
インフォマティクスとホロラボは2018年5月22日、MR(複合現実)技術を利用したソリューション展開を目指した業務提携契約を締結したと発表した。
インフォマティクスは、MicrosoftのMRデバイス「HoloLens」と連携し、建築土木の現場作業システム「GyroEye Holo」の開発・販売を行っている。ホロラボは、医療、設計・製造、建設などの分野においてMR技術の研究支援・導入を行っている。
ホロラボは今回の業務提携で、HoloLensリモートツールのライセンスをインフォマティクスに提供。GyroEye Holoに同機能を組み込むことにより、HoloLensとPC間での遠隔コミュニケーションを可能にした。これにより、HoloLensを装着した現場作業員に、インターネット経由で作業事務所から的確な指示出しが可能になる。
すでに、東急建設の建設現場における実証実験で、Wi-Fi環境を使ったインターネットによる映像の転送・通話ができることの有効性を確認した。
両社は、土木、建設、建築業界におけるMR技術応用の普及を進め、さらなる生産性向上とデジタルトランスフォーメーションの加速を目指すとしている。
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