公差設計ツール「CETOL6σ」のNX版、国内販売を開始CADニュース

サイバネットシステムは、Sigmetrixが開発、販売、サポートする3次元公差マネジメントツール「CETOL6σ」のNX版を販売する。完全日本語化されたインタフェースを実装している。

» 2018年05月21日 13時00分 公開
[MONOist]

 サイバネットシステムは2018年5月8日、グループ会社のSigmetrixが開発、販売、サポートする3次元公差マネジメントツール「CETOL6σ(シーイートール シックスシグマ)」のNX(3次元CAD:シーメンスPLMソフトウェア)版を発売すると発表した。設計部門、アセンブリー不良に課題を抱える生産技術部門などにおいて、問題の解決に貢献する。

 CETOL6σは、複数の部品から構成される製品の開発時に、設計段階で適切な公差を検討・設定する公差マネジメント(設計)を行うことで、高い製品品質を確保する。設計初期段階から、測定対象に与える公差の影響度やバラツキの予測を明確にできる。

 NX版のインタフェースとヘルプシステムは、同社が完全日本語化した。データ変換などをせずに、NXのネイティブデータを使用して解析できるため、すぐに公差解析を実施できる。

 また、幾何公差と寸法公差の重複など公差情報に過不足がある場合は、設計データ上に「アドバイザー機能」を通じて過不足を表示する。

photo NX版ユーザーインタフェース 出典:サイバネットシステム
photo ヘルプシステム 出典:サイバネットシステム
photo アドバイザー機能による過不足情報の表示例 出典:サイバネットシステム

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