この記事は、2018年1月12日発行の「FA メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
あけましておめでとうございます。2018年もMONOistならびにFAメールマガジンをよろしくお願いします。
さて、MONOistでは現在、2018年の業界のトピックや変化のポイントなどを示す「MONOist 2018年展望」を連載として展開中です。さまざまなテーマがある中で最初にどういうテーマを当てようかということを考えた中で、モノづくりを支えるメディアとして避けては通れないだろうということから、「品質不正問題」をテーマとしました※)。
※)関連記事:品質不正問題にどう立ち向かうのか、抜本的解決のカギはIoTと検査自動化
詳細については、記事を参考にしていただければと思いますが、訴えたかったメッセージの根幹にあるのは「ピンチをチャンスにしていくべきだ」ということです。
- 品質不正問題にどう立ち向かうのか、抜本的解決のカギはIoTと検査自動化
2017年の製造業を取り巻く動きの中で、最もネガティブな影響を与えたのが「品質不正」の問題だろう。「日本のモノづくり」のブランド力を著しく傷つけたとされるが、2018年はこの問題にどう対応するのかという点は、全ての製造業の命題である。人手不足が加速する中、解決につながる「仕組み」や「ツール」に注目が集まる1年となる。
- IoT時代にどう立ち向かうか、自動検査の位置付けを変えたマインドセット
「検査装置は不具合を見つける装置ではなく、不具合を出さないためのものだ」――。基板実装ラインなどで使われる外観検査装置で好調を続けるサキコーポーレーションだが、成功の土台には「マインドセット」の取り方にあったという。サキコーポレーション社長の秋山咲恵氏の講演の内容をお届けする。
- 工場に残された手作業のロット控え、小さな工夫で作業時間を60分の1に
スマートファクトリーなど工場においてもITを使った自動化が大きな注目を集めているが、現実的には工場内作業には多くの手作業が残されており、それを解決する機器が存在しない場合も多い。工場では日々そうした作業を効率化する小さな改善を積み重ねているわけだが、本稿ではOKIが行った取り組みを紹介する。
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