アイネットは、米NVIDIAの仮想GPUソリューションを採用した「vGPU-VDIクラウドサービス」の提供を開始する。CADや3Dコンピュータグラフィックスといったアプリケーションの実行環境を提供するクラウドサービスだ。
アイネットは2017年10月18日、企業向けデスクトップ仮想化サービス「VIDAAS by Horizon」において、米NVIDIAの仮想GPUソリューションを採用した「vGPU-VDIクラウドサービス」を同年11月より提供開始すると発表した。1ユーザーあたりのサービス提供価格は、初期費用が2万8000円から、月額費用は2万3000円から(いずれもオプションにより変動)となる。
vGPU-VDIクラウドサービスは、CADや3D CG、BIM、CIM、ドローン3D測量、ドローン4K映像の処理・表示といったアプリケーションの実行環境を提供する。SDDCアーキテクチャで構成されたVDI環境に、NVIDIAのGPUアクセラレータ「NVIDIA Tesla M60」を搭載し、「NVIDIA GRID vGPU Manager」が各VDI環境に対して利用可能なvGPUグラフィックスリソースを最適に割り当てる。
同サービスは、サーバ仮想化、ネットワーク仮想化(NSX)、ストレージ仮想化で構築されたアイネットの「Next Generation EASY Cloud」上に、米VMwareの「Horizon」(デスクトップ仮想化)でクラウドサービスとして提供する。NSXによる企業ごとの異なるネットワークニーズに対応し、VDI上で利用されるアプリケーションの特性に合わせて最適なVSAN(All Flash、Hybrid)構成を提供する。
また、NVIDIA仮想GPUソリューションをクラウドサービスとして提供し、それに必要なNVIDIA GRIDソフトウェアライセンスを月額課金サービスとして提供する。
さらに、監査対応可能なデータセンター「inet primary」からサービスを提供。パブリッククラウドサービスでは困難な個社ごとのセキュリティ要件に対応する。
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