米PTCは、米Microsoftの「Microsoft HoloLens」を活用し、MR体験を短時間で作成できる新機能を開発した。推奨ツールとして、「ThingWorx Studio」の活用を支援し、HoloLensユーザーの拡張性の高いMR体験の迅速な生成をサポートする。
米PTCは2017年9月、米Microsoftの「Microsoft HoloLens(HoloLens)」を活用し、MR(複合現実)体験を短時間で作成できる新機能を開発したと発表した。MR体験を作成する際の推奨ツールとして、「ThingWorx Studio(MRオーサリングとパブリッシングツール)」の活用を支援する。
HoloLensは、ヘッドマウントディスプレイ方式の拡張現実ウェアラブルコンピュータ。「Vuforia」の技術を基盤とするThingWorx Studioは、HoloLensユーザーがハンズフリーで拡張性の高いMR体験を構築し、迅速に生成することをサポートする。
ThingWorx Studioのドラッグ&ドロップを利用した視覚的オーサリング環境は、ジェスチャー/ボイスコマンドに対応し、効率的なHoloLensの没入型インタラクションの作成を可能にする。
製造業では、スマートコネクティッドプロダクト(接続機能を有するスマート製品)の設計、製造、運用、保守などで課題に直面している。ThingWorx StudioとHoloLensを組み合わせることで、営業、マーケティング、製造、サービス、人事、教育訓練などで活用できる没入型MR体験を作成できるとしている。
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