従来比最大2倍高速化したインサーキットプログラマ/デバッガ組み込み開発ニュース

Microchip Technologyは、同社のPICマイクロコントローラーおよびdsPICデジタルシグナルコントローラー向けのインサーキットプログラマ/デバッガの最新版「MPLAB ICD 4」を発売した。プロセッサ性能とRAM容量を強化した。

» 2017年09月05日 08時00分 公開
[MONOist]

 Microchip Technologyは2017年8月15日、同社のPICマイクロコントローラーおよびdsPICデジタルシグナルコントローラー向けのインサーキットプログラマ/デバッガの最新版「MPLAB ICD 4」を発売した。

 MPLAB ICD 4は、従来モデルの「MPLAB ICD 3」の全機能を継承したほか、300MHz動作の32ビットMCUの高性能プロセッサを採用。さらに、2Mバイトのバッファーメモリを採用し、従来機に比べて最大2倍高速化した。

 また、ターゲットへの供給電圧レンジを1.20〜5.5Vに拡大。オプションの外付け電源を使用し、1Aの電力を供給できる。ターゲットインタフェースに対するプルアップ/プルダウンが選択でき、設定可能なインタフェース速度によってプログラミングとデバッグを最適化できる。

 MPLAB X統合開発環境により、同社のPICマイクロコントローラー、及びdsPICデジタルシグナルコントローラーの全製品をサポートするため、既存設計のPIC MCUを別のPIC MCUに変更することも容易だ。

インサーキットプログラマ/デバッガ「MPLAB ICD 4」 インサーキットプログラマ/デバッガ「MPLAB ICD 4」(クリックで拡大) 出典:Microchip Technology

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