Xデーはいつか。近い将来必ず来る日です。
工場でのIoT(モノのインターネット)活用が広がりを見せる一方で、懸念が高まっているのが、セキュリティの問題です。IoTはバラ色の未来のようにも捉えられていますが、一方で従来つながっていなかった機器が「つながる」状況は、サイバー攻撃によるセキュリティリスクを高めていることになります。本来はIoT化を進めるとともにセキュリティ対策を施し、同時に高めていくことが望ましいのですが、日本の工場では「根拠のない楽観ムード」が支配的で、危機意識を持って対応を進めている企業とそうでない企業に大きな乖離が生まれている状況となっています。
こうした中でついに大手企業の工場停止という事件が起こりました。ホンダの狭山工場がランサムウェアの攻撃により停止したのです。
※)関連記事:ホンダの工場がランサムウェアの被害に、狙われたのは生産ライン制御のPC
ホンダの工場がランサムウェアの被害に、狙われたのは生産ライン制御のPC
PLCが人質に取られて脅迫される時代へ、IoTがもたらす産業機器の危機
工場の安定稼働が人質に! なぜ今制御システムセキュリティを考えるべきなのか
工場のネットワークセキュリティ対策とは?
工場が襲われた時、復旧に取り掛かる前に知っておくべき5つのこと
制御システムセキュリティの現在とこれからCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク