AWSを利用した新サービスを構築、基板表面実装ラインを見える化へ製造ITニュース

富士機械製造は、同社がアマゾンウェブサービスのAPNスタンダードテクノロジーパートナーになったことを発表した。AWSパートナーへの参加により、クラウドサービスを展開し、IoTソリューションの一層の強化を目指す。

» 2017年06月20日 13時00分 公開
[MONOist]

 富士機械製造は2017年5月12日、同年4月18日より、アマゾンウェブサービスのパートナー制度「AWS Partner Network(APN)」のAPNスタンダードテクノロジーパートナーになったことを発表した。

 同社は、電子機器生産メーカーの製造工程のIoT(モノのインターネット)化を促進する「FUJI Smart Factory構想」を推進している。2016年1月には、基板表面実装ラインの各装置をネットワークでつなぎ、生産情報をデジタル化して進捗確認やフィードバック制御、予知保全などに用いる統合生産システム「Nexim」を発表。今回のAWSパートナーへの参加により、クラウドサービスを展開し、IoTソリューションの一層の強化を目指す。

 AWSを利用した新たなサービスとして、稼働中の機械に関するデータを集約/分析し、各データを一元管理するソリューションを構築した。Neximとの連携により、全ての基板表面実装ラインの見える化を推進する。

 今後同社では、工作機械や移乗サポートロボットなどの分野において、迅速なビッグデータ処理や予知保全などの知能化を進めていく。

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