プロトラブズは、ダブレット・ラボの水彩スケッチツール「w-lette」の製造において、同社の射出成形サービスが採用されたと発表した。Web見積もりシステムの利便性と人的サポートの適切さが採用の決め手になった。
プロトラブズは2017年2月28日、ダブレット・ラボが開発した水彩スケッチツール「w-lette」の製造において、同社の射出成形サービスが採用されたと発表した。
w-letteは、透視パネル、水彩パレット、絵具、筆記用具向けのホルダーを一体化し、腕にかかる負担を解消するべく開発された携帯用スケッチツール。付属の透視パネルはピクチャープレーンとして機能し、スケッチで最も難しいとされる構図と透視図法を、風景を透かしながら直接パネルに描くことが可能だ。
ダブレット・ラボでは、試作品の最終モデルに3Dプリント出力サービスを利用したが、商品の量産に際し、3Dプリントではコストが見合わず、複数の射出成形サービスを検討。その結果、プロトラブズの射出成形サービスを採用した。設計データをアップロードするだけで製造コストを確認できるWeb見積もりシステムや、製造のアドバイスおよび設計の修正サポート、アフターケアなどの人的サポートが整っていることが採用の決め手になったという。
ダブレット・ラボでは今後、w-lette向けのオプションパーツや後継機の開発を検討する他、絵画教室の参加者と共同で新たな画材の企画を進める予定だ。プロトラブズに対しては、開発から量産までワンストップのサービスを希望し、国内における3Dプリント出力サービスの提供開始にも期待しているという。
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