高帯域幅メモリ「HBM2」搭載のワークステーション向けGPUCAEニュース

NVIDIAは、Pascalアーキテクチャを採用したGPU「Quadro」シリーズに、「GP100」「P4000」「P2000」「P1000」「P600」「P400」の6製品を追加した。GP100はK6000と比較して約3倍の処理能力となり、高帯域幅メモリ「HBM2」16GBを搭載する。

» 2017年02月20日 10時00分 公開
[MONOist]

 NVIDIAは2017年2月5日、Pascalアーキテクチャを採用したワークステーション向けGPU「Quadro」シリーズの新製品群を発表した。前世代と比較して、SPECviewperf 12ベンチマークの測定結果が2倍に向上したという。

 ラインアップに追加したのは、「GP100」「P4000」「P2000」「P1000」「P600」「P400」の6製品。GP100はK6000と比較して約3倍の処理能力となり、高帯域幅メモリ「HBM2」16GBを搭載。半精度(FP16)モードでのスループットは20TFLOPSに達し、ディープラーニングなどの用途にも利用できる。

 6製品のうち、GP100とP4000は同社が推進するVR対応プログラム「VR Ready」に対応。デザインやシミュレーションのワークフローにVRを組み込むことができる。

 今回発表の製品群は、統合開発環境「NVIDIA CUDA 8」をサポート。開発用ツール、パフォーマンス拡張機能、nvGraphなどのライブラリを利用できる。

 提供開始は2017年3月から。Dell、HP、Lenovo、富士通などのワークステーションに搭載される他、ELSA/Ryoyoなどの正規販売パートナーが販売する。

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