IoT機器向けセキュリティ分野で米企業と提携 : 組み込み開発ニュース
SELTECHは、米Sequitur LabsとIoT機器向けセキュリティ分野で提携した。その一環として、SequiturのTEEプラットフォーム「CoreTEE」とSELTECHのハイパーバイザー「FOXvisor」を統合する。
SELTECHは2016年11月29日、米Sequitur Labs(Sequitur)とIoT(モノのインターネット)機器向けのセキュリティ分野で提携したことを発表した。その一環として、SequiturのTEEプラットフォーム「CoreTEE」とSELTECHのハイパーバイザー「FOXvisor」を統合する。
SELTECHは、IoTデバイス上で複数のOSをサポートする組み込み機器やIoTデバイス向けにFOXvisorを提供している。また、Sequiturは、ARM Cortex-Aを用いたIoTデバイス向けに、Global Platformが標準化したTEE(Trusted Execution Environment)を構築できるCoreTEEを提供している。
今回の提携により、両社のFOXvisorとCoreTEEを統合する。CoreTEEは、NXPのi.MX6/i.MX7を含む多くのARM Cortex-Aプラットフォームでセキュリティ機能の「TrustZone」をサポートしている。そのため両製品を組み合わせることで、さまざまなデバイスがスケーラブルなセキュリティ対策を迅速に実装できるようになるという。
両社では今後、これらの製品の市場開発事業とカスタムソリューション開発分野でも協業するとしている。
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