食道狭窄の内視鏡治療に用いる食道拡張用バルーンを発売医療機器ニュース

オリンパスは、食道狭窄を治療するための処置具製品である食道拡張用バルーンとインフレーターを発売した。適用部位や狭窄の度合いに合わせ、6種類のバルーン径をそろえた。

» 2016年11月16日 15時00分 公開
[MONOist]

 オリンパスは2016年11月9日、食道狭窄を内視鏡で治療する際に使用する食道拡張用バルーン「食道用バルーンダイレータ EZDilate」を発売した。同時に、インフレーターの「バルーンダイレーター用インフレーションデバイス MAJ-1740」も発売した。

 治療時には、EZDilateを内視鏡の鉗子口から挿入し、狭窄部に達したところでインフレーターでバルーンを膨張させ、狭窄部を拡張する。バルーンの両端が丸みを帯びた形状となっているため、内視鏡からのバルーン内の視野を広く確保できる。

 適用部位や狭窄の度合いに合わせ、バルーン径6.0mm/8.5mm/11.0mm/13.5mm/16.0mm/18.0mmの6種類をそろえた。いずれも、インフレーターから加える圧力を変えることで、バルーン径を3段階に調整できる。カテーテル有効長は1900mmで、バルーン有効長は90mmまたは80mmとなる。

photo 食道用バルーンダイレータ
photo バルーンダイレーター用インフレーションデバイス「MAJ-1740」

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