クレアフォームは、3DスキャンデータをCADツールや3Dプリンタで利用できるように処理するソフトウェア「VXmodel」と、寸法検査ソフトウェアモジュール「VXinspect」に新機能を追加したと発表した。
3Dスキャナーを手掛けるクレアフォーム(Creaform)は2016年10月11日(現地時間)、3DスキャンデータをCADツールや3Dプリンタで利用できるように処理するソフトウェア「VXmodel」と、寸法検査ソフトウェアモジュール「VXinspect」に新機能を追加したと発表した。
VXmodelは、「SOLIDWORKS」に加えてオートデスクの「Inventor」との相互運用が可能になった。ボタンをクリックするだけで、VXmodelからInventorに直接データを転送できるので、CADツールのユーザーはリバースエンジニアリング処理をスムーズに行える。また、テクスチャの有無や解像度の違いに関わらずメッシュファイルを結合できるようになった。さらに、ポータブル3Dスキャナーの「Go!SCAN 3D」のスキャンデータの結合が可能になった。
VXinspectでは、VXmodelからのデータの直接転送に加え、2つのメッシュデータの高度な位置合わせと比較を可能になった。また、CADツールを必要としないワークフローで、位置合わせの方法、全体的な見やすさ、幾何公差設計法(GD&T)、数値的に定義されている公称値など複数の機能を改善した。さらに、2D断面から幾何学的エンティティを作成できるようになった。加えて、同じポイントのスキャンが可能になり、大量生産品の品質管理の向上できるとしている。
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