GDEPソリューションズは、菱洋エレクトロとともに、日立製作所のディープラーニング・AI用サーバ「SR24000/DL1」を発表した。ディープラーニングや高度なデータ分析など、負荷の高いワークロード用に設計された高速Linuxサーバの新製品だ。
GDEPソリューションズは2016年10月3日、菱洋エレクトロとともに、日立製作所のディープラーニング・AI用サーバ「SR24000/DL1」を発表した。同日からGDEPソリューションズが販売し、初年度100台の販売を目指す。
SR24000/DL1は、ディープラーニングやAI、高度な計算能力を必要とするデータ分析など、負荷の高いワークロード用に設計された高速Linuxサーバの新製品だ。GPUはNVIDIA Tesla P100 Pascal(2GPUまたは4GPU)、CPUはIBM POWER8(20c 2.86GHz)プロセッサーを搭載する。
同サーバでは、NVIDIA Tesla P100 Pascal GPUとIBM POWER8を、高速インターコネクト技術NVIDIA NVLinkで密接続することによりGPU間の接続帯域幅を向上させた。データ転送速度がx86系サーバの5倍となり、システム全体の処理能力が上がっている。
その他の仕様は、メモリが256GB以上、ストレージがSSD 1.92TB×2、ネットワークが10GE、40GE、InfiniBand EDRなどとなっており、必要に応じて選択可能だ。
また、Caffe、Theano、TensorFlowなどのディープラーニングフレームワークをサポート。国産のフレームワークChainerのサポートも予定している。
GDEPソリューションズと菱洋エレクトロの両社は、多くのNVIDIA製品を販売しており、今後市場拡大が予想されるディープラーニング・AI分野をはじめとするGPUコンピューティングにおいて長期的に技術協力、販売協力していくという。
人工知能は製造現場でどう役に立つのか
第4次産業革命って結局何なの?
製造業IoTに新たなデファクト誕生か、ファナックらが人工知能搭載の情報基盤開発へ
熟練技術者のスキルを8時間で獲得、ファナックが機械学習ロボットを披露
製造業で人工知能はどう使うべきなのかCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム