IoTセキュリティWGでは、IoTにおけるサイバーセキュリティの確保を目指した取り組みを進めている。具体的には、IoTシステムとサービスなどの提供において、ライフサイクルの段階(方針、分析、設計、構築、運用)ごとに定めた「IoTセキュリティガイドラインver1.0」を策定した※)。
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具体的には、各段階で以下のような指針を紹介している。
データ流通促進WGでは、分野や産業の壁を越えたデータ流通取引の活性化を目的とし、ユースケースをベースに取引実施に当たる課題やアプローチ方法を整理することで、業界横断的なデータ利活用の土台を作っていくことを目指す。2016年7月にはカメラ画像の利活用に特化した「カメラ画像利活用SWG」を設置し、ガイドブックの作成を行う計画としている。
これらの活動に加えて、2016年10月3日には、米国の「インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)」と「OpenFog Consortium(オープンフォグコンソーシアム)」と提携することで覚書を結んだ※)。既に協力体制構築を進めているドイツとの関係も含め、日独米の先進団体が連携し、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)の価値実現に向けて取り組みを進めていく方針である。
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