3次元公差マネジメントツールの最新バージョンを発売CADニュース

サイバネットシステムは、グループ会社のSigmetrixが開発・販売・サポートする3次元公差マネジメントツール「CETOL 6σ」の最新バージョン9.0のCreo Parametric版/SOLIDWORKS版を発売した。

» 2016年09月06日 06時00分 公開
[MONOist]

 サイバネットシステムは2016年8月8日、グループ会社のSigmetrixが開発・販売・サポートする3次元公差マネジメントツール「CETOL 6σ(シーイートール シックスシグマ)」の最新バージョン9.0のCreo Parametric版/SOLIDWORKS版を発売した。

 公差マネジメント(設計)とは、設計段階で適切な公差(許容される差)を検討・設定することで、安定した製品品質の確保を目指すものだ。公差マネジメントを行うことで、歩留りが向上し、原価低減が可能になるほか、ものづくりにおける懸念事項の洗い出しや問題の未然防止などにつながるという。

 CETOLは、公差マネジメントをCAD図面作成段階で実施することで、高い製品品質を確保できるツールとなる。3次元CADのアドオン環境で利用でき、設計段階で妥当な公差値が設定された図面の作成を支援する。同時に、設計初期段階から、測定対象に与える公差の影響度やバラツキの予測を明確にし、各フェーズで根拠の明確な意思決定が可能になる。

 今回の新バージョンでは、ユーザーインタフェースを抜本的に変更。操作性が向上し、演算結果に関する情報を効率的に取得できる。さらに、ユーザーインタフェース上の「アドバイザー」とシームレスに連携した新しいヘルプシステムを導入したほか、従来の「コンフィギュレーション」から進化した「ステート」という新概念を採用した。効率良く部品の位置や姿勢の条件設定ができるため、作業性も向上した。

photo 新インタフェース(Creo Parametric 版)
photo アドバイザーメッセージから直接ヘルプを起動

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