対象物の動きを検知し、交通量や混雑度を把握する画像分析サービスを開始 : 製造ITニュース
日本システムウエアは、米Placemeterと販売契約を締結し、対象物の動きを検知して交通量や混雑度を把握する画像分析サービス「Placemeter」を提供開始すると発表した。
日本システムウエアは2016年8月4日、米Placemeterと日本における販売契約を締結し、同社の画像分析サービス「Placemeter(プレースメーター)」の提供を開始したと発表した。
Placemeterは、IPカメラの映像やセンサー情報から、歩行者や自動車、自転車などの対象物の動きを検知するサービス。取得した情報は、Placemeterのプラットフォームで解析され、その結果は管理画面上で表やグラフで確認できる。
対象物の進行方向や密度から、交通量・混雑度を把握できるため、自治体の都市計画や公共エリアでのセキュリティ監視などに利用されている。他にも、小売店の来店者数のカウントや待ち時間計測、広告物前の通行量測定などにも活用できるという。
価格は、1ライセンス(1カ所計測ごと)あたり月額1000円から。専用のIPセンサーとIPカメラは1台当たり8000円からとなる。他に、既設のIPカメラに対する同サービスの提供や、日本システムウエアのIoTクラウドプラットフォーム「Toami」とのデータ連携サービスも提供するとしている。
Placemeterの画像解析イメージと管理画面
IoTが製造業のサービス化を呼ぶ?
モノ売りからコト売りへ――。IoT(モノのインターネット)の進展により、一昔前に製造業の周辺で言われてきたサービスビジネス拡大の動きが本格的に広がりを見せ始めています。しかし、「モノ」を主軸としていた製造業が「コト(サービス)」を中心としたビジネスモデルに切り替えるのは容易なことではありません。そこで本稿ではサービスビジネスの基本的な話を分かりやすく解説していきます。
製造業に襲い掛かる第3次IT革命の波
経済学者マイケル・ポーター氏と米国PTCの社長兼CEOであるジェームズ・ヘプルマン氏の共著でるIoTに関する論文「IoT時代の競争戦略」が公開された。PTCジャパンでは、同論文の内容を解説する説明会を開催した。
製造業向けIoT活用入門
IoT(Internet of Things:モノのインターネット)に注目が集まる一方で、製造業がIoTを活用するための道筋は見えづらい状態にある。本稿では、幾つかの代表的なIoTの活用シーンを紹介するとともに、自動車向けテレマティクス(カーテレマティクス)を具体的な事例として、製造業がIoTから得られるメリットについて解説する。
「M2M」「IoT」「クラウド」――“つながる技術”が切り開く組み込みの未来
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜において恒例の組み込み関連イベント「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(ET2013)」が開催された。本稿では、多数のブースの中から“これからの組み込み技術”という視点でピックアップした展示デモの内容を紹介する。
IoTのビジネスチャンスをどう見つけるか?
IoT(モノのインターネット)の進展により製造業においてもサービスビジネス拡大が期待されています。本連載ではサービスビジネスの基本的な話を分かりやすく解説しています。4回目となる今回はサービスビジネスにおけるマーケティング戦略について解説してきます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.