enmono 「自分には関係ないなぁ」という感じでしたか?
梶川 最初の頃は関係ないなと思ってたんですけど、たまたまコマ大戦の時にあの人、行司の――。
enmono 落合さん(モールドテック 代表取締役 落合孝明氏)。
梶川 落合さんのブースでスケール(定規)を見てたら小山君(東海大学の学生 小山拓哉さん)が説明しだして、「インターンシップでzenmonoさんにいる」って言うから紹介してもらいました。
enmono われわれにコンタクトを取っていただけたということは、何か会社としての課題があったんでしょうか?
梶川 課題はたくさんあるんですけど、決まり切った行儀のいいセミナーはもう一通り行って、なんかつまんないし、かといって自分の中で次の展開が見えなかったので、まぁ1つの経験だと。そこでダメでもいいじゃないかということで「参加します」と。
enmono われわれのzenschoolは自社商品開発のセミナーですが、ご参加の前から自社商品を開発したいという考えはあったんですか?
梶川 私が代表になってから会社をPRする時に製品がないので、製品がないのにどうやってPRしようかなーって。
enmono そうですね。なかなか難しいですよね。
梶川 「金型やってます」って言っても一般の人には関係ないですし、展示会に出ても、「じゃあ何の金型なんですか?」って言われて、「いや、プレスもあるし、鋳造もあるし、鍛造もあるし」って言ったら、「じゃ何屋さんなんですか?」って。フジタとしてバーンと打ち出すものが見えてこない。自社製品も考えたんですけど、最終的な商品にしなければならなくて、なかなかハードルが高いので、「商品じゃないかな」と思ったんです。
enmono でも何かは取り出したかった。
梶川 そうです。「フジタは○○」っていうイコールでつながるものが欲しかったんです。
enmono なるほど。それで講座に入っていただいて、われわれと一緒に悩んだわけですけど、いかがだったでしょうか?
梶川 なんて言うんですかね〜。身体は大丈夫なんですけど、すっごい脳みそが疲れましたよね。
enmono あはははっ(笑)。
梶川 脳疲労っていうヤツですか(笑)。なんかココ(頭)でグルグルグルグルいろいろ考えるので、脳が疲労しましたよね。要は使ってなかったんでしょうね。
enmono 普段使っている場所とは違うところを使ったんでしょうね。
enmono 4日間ある中で何日目くらいが一番つらかったですか?
梶川 2日目ですね。
enmono 瞑想した日ですね。
梶川 散歩したのって2日目でしたっけ?
enmono 3日目ですね。
梶川 あの時も詰まってましたね。
enmono 何に詰まってたんですか?
梶川 なんですかね〜。それを言葉にしろって言われるとなかなか厳しいんですけど。
enmono われわれのセミナーは経営者が心からやりたいことを見つけるというセミナーなので、梶川さんが本当にやりたいことを取り出していただこうとしたんです。で、取り出したやりたいことと自社の持てる技術を組み合わせることで何か製品やサービスにつなげていくことができればと考えています。
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