ストラタシス・ジャパンは、フルカラーでマルチマテリアル対応の3Dプリンタ「Stratasys J750」の日本国内での販売を開始した。塗装や組み付けなどのポストプロセスを必要とせず、作業を効率化できる。
ストラタシス・ジャパンは2016年6月22日、フルカラーでマルチマテリアル対応の3Dプリンタ「Stratasys J750」の日本国内での販売を開始した。フルカラーで完成された状態でプリントされるため、塗装や組み付けなどのポストプロセスが必要ない。
Stratasys J750は、36万色以上のカラーバリエーションを表現でき、硬質から軟質、不透明から透明まで、幅広いマルチマテリアル物性を再現できる。同一のパーツ内で異なる物性を表現できるため、リアルなプロトタイプモデルを短時間で制作できるという。
また、大容量/6種類までのマテリアル搭載に対応し、使用頻度の高い樹脂を装填したままプリント準備ができる。新デザインのプリントヘッドは、デジタルABSなどの生産クオリティのプラスチックを、他のPolyJetシステムの半分の時間でプリントできる。
さらに、新ソフトウェア「PolyJet Studio」は、直感的なユーザーインタフェースを採用し、簡単にマテリアルを選択してビルドを効率化し、プリントジョブを管理できる。カラーや透明、硬度の割り当てのコントロールも容易で、カラーテクスチャはCADツールからインポートされたVRMLファイルからロードできる。
同社では、同製品を活用することで、手作業によるポストプロセスの時間を削減するなど、モノづくりのプロセスを効率化するとしている。
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