自主保全活動は、製造のオペレーターが設備やプロセスに強くなり、現場を自主管理できるようにすることが狙いになります。設備や仕事に強いオペレーターとは、単なる機械の操作に終わることなく、清掃・給油・点検などの日常保全ができるようにならなければなりません。自動化・ロボット化が進めば進むほど、その必要性は大きくなるのです。オペレーターには次の4つの能力と行動力が要求されます。
これらのことから、さらに具体的には次のような力を、オペレーターの一人一人が身に付けなければなりません。
これらの条件を満たした人こそが“不良が出そうだ”、“故障しそうだ”という原因系の異常を発見でき、それらを未然に防ぎうる処置のとれる、真に設備に強いオペレーターであるといえます。これらの能力を養うために、7つの手順を踏んで現場力の向上を図ることになります。各ステップはトップ診断により活動レベルの確認や指導を行う。さらに現場だけでは困難なところは他部門の支援を併用しながら進めていくことが重要です。
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