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» 2016年02月09日 10時00分 公開

まずは、とにかくたくさんアイデアを出すべし!TRIZ&TMでコマ大戦で勝てる!? コマを設計しよう(1)(2/4 ページ)

[片桐朝彦/アイデア,MONOist]

問題の本質化その2:原因−結果分析

 次に取り組むのは、「望ましくない結果(コマの場合「負ける」)が起きる原因を明らかにすること」です。

 ここでは、原因―結果分析(根本原因分析)を用いて負けてしまう要因を分析していきます。実戦で何回も負けて経験を積むのではなく、あらかじめ負ける要因を論理的、網羅的に抽出し、対策することによって、短期間で強いコマを開発します。

 先の機能−属性分析と合わせて行うことで、よく回って負けないコマを設計する上での課題が明確になってきます(図3)。

図3:課題の明確化

 原因−結果分析では最初に望ましくない事象「負ける」を定義し、それが起こる要因を「MECE(ミッシー:「モレなく」「ダブリなく」の意)」一段ずつ確実に展開します。

 自分たちがコントロールできない要因が出てきたら、そこで分析は終了です。

 図3のAND(&)表記の部分は、矢印で結ばれた要因が、同時に起こって時にだけその結果が起こることを表しています〈それ以外はOR(または)条件になります〉。

 なお、要因の表現において、NGとなるのは「抽象的な表現」と「否定的な表現(NOT)」になりますので注意してください。図2の例で「回しづらい」「持ちづらい」などの要因は具体的に分解して記述することで、そのまま解決策に結び付きますが、単に「○○できないから」(NOT)は要因の範囲が限定できないため論理演算的にNGになります。

 この結果、矢印の入ってこない要因が根本原因になるわけですが、その中から自分が対策できそうな問題をピックアップしてアイデア出しを行います(図3の青色、黄色の要因)。

 前出の機能−属性分析から出てこない課題をまとめると、図4のような課題が抽出できます。

図4:さまざまな要因
筆者のつぶやき:コマ大戦のルールは禁止事項を並べた「否定論理和(NOR)」的体系なので、実はグレーゾーンがまだまだいっぱいあります。ですがTRIZでルールの盲点を突くような作戦を積極的に練ることは個人的にはあまりよろしくないと思っています。かつての私がそうしていたので、説得力がありませんが……。

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