QNXソフトウェアシステムズは、「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13〜15日、東京ビッグサイト)内の「第4回コネクティッド・カーEXPO」において、同社のリアルタイムOS「QNX OS for Safety」とNVIDIAの組み込み開発キット「TK1」上で、先進運転支援システム(ADAS)のIPを動作させるデモンストレーションを披露した。
同社は「2016 International CES」において、ADASや自動運転システム向けとなる「QNX Platform for ADAS」を発表している。「CESから間もないこともあって、今回はQNX Platform for ADASのデモなどは展示できなかったが、現時点で手に入るNVIDIAの開発キットとQNX OS for SafetyでもADASの機能を実現できることを示せたと思う」(QNXソフトウェアシステムズの説明員)と述べている。
ISO26262の最高の安全要求レベルを満たすOS、QNXが販売開始
QNX Software Systems(QNX)は、自動車向け機能安全規格であるISO 26262で安全要求レベルが最も高いASIL Dの認証取得が可能なリアルタイムOS「QNX OS for Automotive Safety 1.0」の販売を開始した。
QNXがISO26262のASIL D準拠が可能なOSを発表、デジタルクラスタやADAS向け
QNX Software Systemsは、自動ブレーキなどの高度運転支援システム(ADAS)、デジタルクラスタ、ヘッドアップディスプレイなどの安全性が重視される車載システム向けのOS「QNX OS for Automotive Safety 1.0」を発表した。同OSは、ISO 26262の最も高い安全要求レベルとなるASIL Dでの認証取得の準備を進めている。
QNXが組み込みソフト基盤を刷新、ディスプレイオーディオに最適な開発キットも
QNXソフトウェアシステムズは、組み込み機器向けソフトウェアプラットフォームの最新バージョン「QNX SDP 6.6」と、WebkitベースのHTML5レンダリングエンジンやスマートフォンとのマルチメディア連携機能を利用できる開発キット「QNX SDK for Apps and Media 1.0」を発表した。同キットは、ディスプレイオーディオの開発に最適だという。