日本ユニシス・エクセリューションズは、国産3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」の最新バージョン「V10.1」の提供開始を発表した。
日本ユニシス・エクセリューションズは2016年1月14日、国産3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister(キャドマイスター)」の最新バージョン「CADmeister V10.1」の提供開始を発表した。
最新バージョンでは、ユーザー要望に応え、操作性の改善と機能拡充が行われた。
操作性の改善については、寸法を変えるだけで形状を再生成する「パラメトリック再生」機能のレスポンスを向上させたという。機能拡充に関しては、要素の連続性を検知し、接続関係にある要素を順にたどって認識する「CHN(チェイン)」機能による連続要素の入力確認の改善や、面の重複/図形の不正状態を検査する機能の強化を図った。
その他、CAM機能に関しても3Dプロファイル(輪郭線上)の突き加工における「工具径補正」機能の追加や、粗加工の際の最適な「工具突出し長」による経路分割、さらに「工具乗移り動作」を最適化し効率的な「工具空中動作」を実現するなど、加工効率向上につながる改善を行ったという。
今後も同社は、CADmeisterの基本機能を拡充する従来のメジャーバージョンアップに、ユーザーからの改善要望に応えるマイナーバージョンアップを加えた年2回のバージョンアップを実施。CADmeisterの機能強化を積極的に推進し、ユーザーの設計/生産業務のさらなる効率化に貢献していきたいとしている。
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