2016年は日系製造業の“夏休み”か!?製造マネジメント メルマガ 編集後記

頑張れ! 受験生!!

» 2016年01月12日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2016年1月12日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


 年明け以降、いくつかの賀詞交歓会や各社の社長のメッセージなどを見ていると2016年はおおむね安定した1年になりそうです。特に国内ではアベノミクスにより“六重苦”から解放され、個人消費などを見ても緩やかな回復傾向にあります。また為替もある程度輸出優位なポジションで動くと見られています。海外での売り上げ拡大とともに国内での製造業回帰の動きも活発化しそうです。

 懸念点としては、海外情勢の不安定さがあります。中国景気の低迷や海洋領土問題、中東の紛争などを含めた政情不安定、欧州の金融および難民問題、北朝鮮の動向なども気になる状況です。ただ、これらの動向も均衡が維持できる範囲で収まれば、日系製造業の回復を阻むほどの問題にはならないでしょう。

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