「Airbnb」←読めますか?
先日、日本を訪れる外国人観光客の増加で、東京都内を中心に宿泊施設の予約が取りにくくなっているというニュースを見かけました。ついこの間、幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2015」が開催されたばかりですが、MONOistの読者の方の中にもこうした関東圏での展示会に足を運ばれる際に、宿泊先の確保に苦労したという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
少し前からこうした観光客の増加といった背景と併せて、“宿泊”にフォーカスした「Airbnb」というサービスが話題になっています。自分は最初サービス名が読めなかったのですが……「エアービーアンドビー」と読みます。自宅などを短期賃貸で提供したい人(ホスト)と、宿泊場所を探している旅行者(ゲスト)をつなぐプラットフォームサービスです。日本でも利用者数が増加しているようです。
Airbnbは2008年に米国で生まれた企業で、たった数年で時価総額が数兆円にまで成長するほど世界で爆発的に広がっているサービスです。スマートフォンを利用した配車サービスを手掛ける「Uber」などと並び、いわゆる「シェアリングエコノミー(共有型経済)」の代表企業と言われます。
その発祥は米国シリコンバレー。AppleやGoogleなどのいわゆる“IT巨人”のみならず、こうしたシリコンバレー発のさまざまな技術やベンチャー企業が製造業――モノづくりに与える影響を論じた報道やニュースも日々増えているように思います。もちろんこうした影響の射程圏内には、弊社のようなメディアも含まれています。
上記のUberの記事のように、MONOistでもこうしたトレンドをご紹介しています。しかし「紹介するばかりで使ったことあるの?」というどこからともなく声が聞こえてきたので、先日自分でAirbnbを実際に利用してみました。ちょっと長くなりますが、以下でその体験記を紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.