「Autodesk 123D Design」が待望の日本語対応へ:CADニュース
オートデスクは、期間限定ギャラリー「Autodesk Gallery Pop-up Tokyo」のオープンイベントにおいて、「Autodesk 123D Design」の日本語版を近日中にリリースすると発表した。
オートデスクは2015年10月23日、無償3次元CAD「Autodesk 123D Design」の日本語版を提供すると発表した。詳細な日程は未定だが、同年10月下旬〜11月上旬ごろからダウンロード可能になる見込みだという。
同発表は、オートデスクが開設した期間限定ギャラリー「Autodesk Gallery Pop-up Tokyo」のオープンイベントに登壇した、同社 ブランド&コミュニケーション担当副社長 グレッグ・エデン氏のプレゼンテーション内で明かされた(関連記事:最新モノづくりの“ストーリー”を体感できる「Autodesk Gallery Pop-up Tokyo」)。
オートデスク ブランド&コミュニケーション担当副社長 グレッグ・エデン氏
日本語版リリースの理由として、広報担当の池田一臣氏は「日本は、Autodesk 123D Designのユーザー数ランキングで世界第2位を誇る大切な市場です。東京オリンピックが決まった追い風もあり、『Autodesk Fusion 360』に続き日本語版をリリースすることになりました」と背景を述べた(関連記事:日本語対応した「Fusion 360」――未来のモノづくりプラットフォームに)。
既に、スマートフォンで撮影した画像から3Dモデルを作成できる「Autodesk 123D Catch」、3Dデータ編集ツール「Meshmixer」、ロボットフィギュアを簡単に作成できる「Tinkerplay」についても日本語対応が完了している。
「Autodesk 123D Design」が日本語対応へ。既に「Autodesk 123D Catch」「Tinkerplay」「Meshmixer」の日本語化が進んでいる
- 日本語対応した「Fusion 360」――未来のモノづくりプラットフォームに
オートデスクは、クラウドベースの3次元CAD/CAM/CAEツール「Autodesk Fusion 360」の日本語対応を開始したことを発表した。今回のアップデートに関し、米Autodeskで製造業向け事業の戦略立案責任者を務めるスティーブ・フーパー氏に話を伺った。
- 東京でやるから意味がある! モノづくりの未来を発信する拠点が表参道に登場
オートデスクは、「The Future of Making Things 〜創造の未来〜」をテーマに、未来のモノづくりの在り方やその可能性を体感できる期間限定ギャラリー「Pop-Up Gallery Tokyo」を開催する。
- 「3Dモデラー」が未来の花形職業になる日
無償3次元CADツールや数万円で購入できる3Dプリンタの登場により、モノづくりを取り巻く環境やビジネスモデルが大きく変わろうとしている。そうした変化を3次元CADベンダー、3Dプリンタベンダー自身はどのように見ているのか? オートデスクとXYZプリンティングジャパンの担当者が語る。
- 「Inventor」の中には工作機械が全部入っている! 電動バイク「zecOO」開発秘話
「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」で、オートデスクは「Autodesk Inventor」のユーザートークショーを実施。電動バイク「zecOO(ゼクー)」のデザインを担当したznug designの根津孝太氏と、車体製造を担当したオートスタッフ末広の中村正樹氏がzecOOの開発秘話を紹介した。
- あの無償3DCADのその後 ――もっとCAD初心者寄りに
無償3次元CAD「Autodesk 123D」の新版「Autodesk123D Design」が出た。CAD初心者にとってはすごく使いやすそう。しかし、CADに慣れた人は、もともとの123Dの方がいいかもしれない? 今回はMac版もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.