三菱重工は、同社100%出資の新会社「三菱重工工作機械」の営業開始を発表した。三菱重工の工作機械事業を承継する新会社は、製造・販売の一体化で機動力を高め、コンサルティング業など新しいビジネスにも取り組むという。
三菱重工は2015年9月30日、同社が100%出資する新会社「三菱重工工作機械」が10月1日に営業開始すると発表した。新会社は三菱重工の工作機械事業を承継。意思決定の迅速化とともに、三菱重工グループとしての総合力と製造・販売一体化による機動力を両輪とし事業の強化と拡大を図る。
新会社は、本社・本工場を現在の工作機械事業部栗東工場(滋賀県栗東市)に置き、機械・設備システムドメイン工作機械事業部の白尾誠二部長を新社長として発足する。世界市場で高い商品力を持つ歯車機械と切削工具の開発を進め、歯車加工システムとして供給し、世界のトップを目指すという。
また、顧客のものづくり現場が抱える多様な問題・課題に対し、検討段階から参画。最適な解決策をトータルで提供する新しい形のビジネスに取り組む。さらに、工作機械メーカーとしてのノウハウに、ICTを活用した工場情報処理システム技術の事業化など、先端生産システムの開発にも力を入れていく。
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