日本語対応した「Fusion 360」で「ミニ四駆」のキャビンをモデリング!無償3次元CADによる「ミニ四駆」ボディ設計講座(4)(3/6 ページ)

» 2015年10月16日 08時00分 公開
[志田穣MONOist]

[Edit Form(フォームを編集)]の応用機能

 モデルの形状を変更する際に利用してきた[Edit Form(フォームを編集)]ですが、[Alt]キーを押しながら操作することで、「新しい面を持つ形状」を作りながら編集することもできます。フェースなら側壁が、エッジなら新規のフェースが作成されます(図9)。

図9 [Edit Form(フォームを編集)]で[Alt]キーを押しながらの操作で得られる結果。真ん中はフェースを選択して操作した場合、左はエッジを選択して操作した場合(クリックで拡大)

[Alt]キーを押しながらキャビンの作成

 この機能を覚えたところで、乗員が着席するキャビンの形状を作成していきましょう。まず、画面をコントロールポイント表示に切り替え、[Edit Form(フォームを編集)]から、図10のようにフェースを9面選択し、Z方向に4mm移動します。ここでは[Alt]キーを使用せず、今までと同様に操作します。

図10 フェースの移動 図10 フェースの移動(クリックで拡大)

 次に、図11のように6面を選択し、[Alt]キーを押しながらZ方向に−9mm移動します。高さ方向にモデルを引き上げる、という作業です。

図11 [Alt]キーを押しながら[Edit Form(フォームを編集)]でフェースを移動 図11 [Alt]キーを押しながら[Edit Form(フォームを編集)]でフェースを移動(クリックで拡大)

 ポリゴンメッシュ表示に戻し、結果を見てみましょう。T-Splineの状態を見ると、フロントの角度など編集を必要とする部分がありますが、キャビン部分はきちんと生成されています(図12)。

図12 キャビン部分の作成結果

 この操作ではボディのセンター部分にもフェースが作成されてしまいますので、不要な部分を[MODIFY]―[Delete(削除)]機能で消去しましょう(図13)。

図13 不要なフェースの削除 図13 不要なフェースの削除(クリックで拡大)

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