SIP革新的設計生産技術プログラムでは、超上流デライト設計技術と革新的製造・生産技術をさらに細分化し、現在24の研究テーマで活動を進めている。これらを地域ごとに6つのクラスタとし、テーマごと・地域ごとに産官学で協力しながら取り組みを進めているところだ。「それぞれテーマごとの連携なども行っていく」(佐々木氏)。
2014〜2018年度の5カ年計画で進められており、2014年10月に始動した。今後2015年度までをステップ1とし、プロトタイプの製作などを進めていく。2016年度からはテストユースや検証などに取り組み2017年度後半には実証フェーズに入る計画だ。2018年度中には事業化や実用化を行い、何らかの形に残る成果を示す狙いだ。
佐々木氏は「最終的に事業につながる形を示せなければ意味がないと考えている。2018年度には製品やサービスなどを実現する」と述べている。
前編ではSIP革新的設計生産技術の全体像について紹介した。中編・後編では24の研究テーマについて、概略を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.