では、下敷きの準備も終わったところで、「T-Spline」を作成していきましょう。[CREATE]から[Box]を選択します。ダイアログが表示されると同時に平面を指定するモードになりますので、XY平面を選択します(図14)。
平面指定後、長方形を作成します。初期設定では[Center]、つまり中心点と頂点を指定しますが、[2-Point]でも可能です。図15のようにミニ四駆のボディがほぼ収まるような長方形を描きます。
長方形が指定されると、BOX(直方体)を作成する状況になります。実はこの時点ではZ(高さ)方向の位置が合っていませんので、作成後に先ほど説明した[Move]の機能で移動させます。
初期設定時、BOXのフェースの数はX/Y/Z方向でいずれも2分割されています。この分割数はダイアログ上で変更できますが、画面上でもハンドルをドラッグして変えることが可能です。ここでは、Length Faces(X方向)「6」、Width Faces(Y方向)「4」、Height Faces(Z方向)「3」とします(図16)。
BOX作成の[Move]機能で、底面位置に合わせます。この移動はおおよそで結構です。このケースでは−Z方向へ13mm移動しています。ちなみに、画面上でのズームインが不十分な状態で移動用のハンドルをドラッグすると、ドラッグ移動の単位が5mmなど大きく取られてしまいます。細かい移動が必要な場合は、十分画面上でズームインしてから行うか、数値を直接入力するようにしてください(図17)。
次に、フェースを削除します。選択しやすいよう、[BROWSER]からメッシュボディを非表示にしておきましょう。その後、画面上で左半分のみのフェースを選択するため、[SELECT]メニューから[Selection Filters]−[Select Through]をONにします。こうするとモデルの反対側にあって見えない要素についても選択可能になります。
画面上で長方形を選択して、[Del]キーを押すとフェースが削除されます(図18)。
同様にして底面フェースを削除します。[Shift]キーを押して画面上の要素をピックすることで複数選択が可能です(図19)。
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