「MAX 10 FPGA」のテスト環境を構築するMAX 10 FPGAで学ぶFPGA開発入門(2)(4/7 ページ)

» 2015年09月10日 07時00分 公開
[大原雄介MONOist]

 以上で一応の環境は整ったが、せっかくなのでプログラミングできる事を確認してみよう。

 Quartus IIを起動すると最初にダイアログが出て、その次にQuartus IIの画面が出現する(Photo14)(Photo15)。ただここでいきなりデザインを入力、というのもハードルが高いので、まずはありモノをちょっとモディファイしてみることにしたい。

fpga Photo14:初回起動時の画面。ここでは真ん中の“Run the Quartus II software"をチェックしてOKを押す
fpga Photo15:Quartus IIの初期画面はこんな感じ。これはProjectも何もない、まっさらな段階

 Quartus IIをインストールしても、いわゆるサンプルプログラムのたぐいは一切入っていないのでWebから入手する。MAX 10向けの場合、Alteraの「Design Store」にいろいろ置かれている(Photo16)。今回はこの中から「Restore Factory Settings LED Flash」を選んでみる(Photo17)。ここで「Download」を選ぶと、「LED_Flash.par」というファイルがダウンロードされるはずだ。

fpga Photo16:さまざま開発キット向けのSampleが混在しているので、ちょっと分かりにくい
fpga Photo17:「Restore Factory Settings LED Flash」は要するにMovie01の動作の、0.5秒毎にLEDの点滅を繰り返すという奴である

 この.parファイルの取り込みは、以下の流れで行う。

fpga (1) "File"→"New Project Wizard"を選択(Photo18)
fpga (2) 適当な名前でProjectを作成(Photo19)
fpga (3) Project Typeで"Project template"を選択(Photo20)
fpga (4) Template一覧で、"Install the design templates."をクリック(Photo21)
fpga (5) Template指定で、先ほどダウンロードした.parファイルを指定(Photo22)
fpga (6) 一覧に追加された"Restore Factory Settings LED Flash"を選択(Photo23)
fpga (7) Templateを利用して新規プロジェクトが生成(Photo24)

 ここまで終了した段階で、左側の「Entity」の下にある「LED_Flash_all」をクリックすると、ソースコードが表示されるはずだ。

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