新型「プリウス」は「MODERN」かつ「SLEEK」で「EDGY」なクルマに : 車両デザイン
トヨタ自動車の米国法人Toyota Motor Sales, USA.(TMS)が、日本時間の2015年9月9日13時から予定している新型「プリウス」の発表に向けた予告映像を公開。新型プリウスは「MODERN」かつ「SLEEK」で「EDGY」なクルマだという。
トヨタ自動車の米国法人Toyota Motor Sales, USA.(TMS)は、2015年9月8日21時(米国時間)から予定している新型「プリウス」(2016年型プリウス)の発表に向けて、予告映像を公開している。
この予告映像では、既に公開されているリヤランプのイメージ画像を使って、新型プリウスが「MODERN」(最新の)「SLEEK」(流線形の)「EDGY」(先鋭的な)であることを強調している。これらの表現からは、性能だけでなく、車両デザインの刷新に対する強い意気込みも感じられる。
新型「プリウス」の予告映像の1シーン(クリックで拡大) 出典:TMS
リヤランプのイメージ画像(クリックで拡大) 出典:TMS
新型プリウスの発表の様子は、TMSのWebサイト でライブ配信される予定。配信開始時間は日本時間の9月9日13時である。
新型「プリウス」のライブ配信用Webサイト(クリックでジャンプ)
4代目プリウスは、トヨタ自動車が車両のモジュール化などによって部品の共通化を進める「Toyota New Global Architecture(TNGA)」に基づいて開発したハイブリッドシステムを採用するとともに、JC08モード燃費で40km/l(リットル)を達成するといわれている。
新型「プリウス」の燃費40km/l、TNGAハイブリッドだけでは届かない
トヨタ自動車が2015年に市場投入する「Toyota New Global Architecture(TNGA)」を導入した新型車の代表例として、各種報道で挙げられているのが4代目となる新型「プリウス」だ。新型プリウスはJC08モード燃費が40km/lを上回るといわれているが、TNGAベースの新開発のハイブリッドシステムだけではその燃費は実現できない。
「プリウス」の進化を支えた開発マネジメントの裏側
FTF Japan 2014の基調講演にトヨタ自動車 ユニットセンター副センター長 モータースポーツユニット開発部 統括取締役で専務役員の嵯峨宏英氏が登壇。同氏は「プリウス」や「アクア」に代表されるトヨタ自動車のハイブリッド車開発に向けた取り組みと、その開発体制の変遷について語った。
3代目「プリウス」、ハイブリッドシステムのコストを2/3に削減
トヨタ自動車は2009年5月、ハイブリッド車「プリウス」の3代目モデルを発売した。同モデルのハイブリッドシステムには、2003年に発売された2代目プリウスの「THS(Toyota Hybrid System) II」に対して90%以上の部分を新開発した「リダクション機構付のTHS II」を採用した。
トヨタのハイブリッド車が燃費を10%向上、次世代パワー半導体の採用で
トヨタ自動車とデンソー、豊田中央研究所の3社は、従来のSi(シリコン)パワー半導体よりも高効率のSiC(シリコンカーバイド)パワー半導体を共同で開発した。トヨタ自動車は、ハイブリッド車のパワーコントロールユニット(PCU)に採用することで燃費を10%向上したい考えだ。
「アクア」の燃費が国内トップの37.0km/lに、「フィット ハイブリッド」から奪還
トヨタ自動車は、ハイブリッド車「アクア」を一部改良し、JC08モード燃費を従来の35.4km/l(リットル)から37.0km/lに高めた。ホンダの「フィット ハイブリッド」が、36.4km/lのJC08モード燃費を実現して国内トップに立っていたが、3カ月弱でアクアがその座を奪還したことになる。
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