OWLの車体製造では、この極薄の炭素繊維織物を使う以外に、車体の一体成形にも取り組んだ。通常の車体の製造工程であれば、複数の構成部品を別々に製造してから組み上げるのが一般的だ。しかしOWLが挑戦した一体成形は、炭素繊維強化樹脂の利点とされてはいるものの、成形のために巨大なオートクレーブが必要になるなど、複数の構成部品を別々に製造するよりも難易度が高い。この一体成形については、帝人の子会社であるジーエイチクラフトが担当した。
帝人広報部から、ジーエイチクラフトで行われた車体の一体成形の様子を撮影した写真を提供してもらったので、ここに紹介しよう。
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