Innovative Tech:
「慢性痛」発生→脳に埋めた電極が電気刺激→和らぐ 各個人に合わせた「AIオーダーメイド脳刺激治療法」開発
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校などに所属する研究者らは、慢性的な痛みに苦しむ患者に対して、脳に電極を埋め込んで電気刺激を与える脳深部刺激療法(DBS)を提案した研究報告を発表した。(2025/9/8)
量子コンピュータ:
量子情報流で「マクスウェルのデーモン」を実証、量子制御の省エネ設計に道
東京大学らは、シリコン空孔中心の電子スピン量子ビットに対して反復的な量子フィードバック制御を行い、量子情報の流れを活用することで、熱力学的エントロピーを減少させる「マクスウェルのデーモン」を実証した。(2025/9/5)
DSeB技術を用い深部領域を観察:
GaNで半導体製造の欠陥検出 キオクシア岩手で検証へ
名古屋大学発スタートアップのPhoto electron Soul(PeS)と名古屋大学の天野・本田研究室は、共同開発したGaN系半導体フォトカソード技術を用いた検査・計測システムをキオクシア岩手に導入し、半導体デバイス製造工程での欠陥検出などについて評価を行うと発表した。(2025/9/5)
「TSMCの最先端技術を活用」:
ミュンヘン工科大学がTSMCと連携、AIチップ開発センター新設へ
ドイツ・ミュンヘン工科大学がTSMCと連携し、高性能AIチップの研究開発センターを新設する。TSMCの最先端技術を活用し、AIチップ開発における最先端ソリューションの確立を目指す。(2025/9/3)
研究開発の最前線:
ハロゲンフリーで酸化ハフニウムの異方性原子層エッチングに成功
名古屋大学は、ハロゲンフリーのプラズマプロセスで、酸化ハフニウムの異方性原子層エッチングに成功した。難エッチング材料の酸化ハフニウムを原子レベルで微細に加工、制御可能になる。(2025/9/3)
Innovative Tech:
「エウレカ!」──数学者の“閃きの瞬間”は事前予測できるか? 難問を解く博士をカメラで分析
米カリフォルニア大学マーセド校と米インディアナ大学に所属する研究者らは、数学における解けた際のひらめきを事前予測できる可能性を示した研究報告を発表した。(2025/9/3)
反強磁性と超伝導を同時に実現:
「最古の銅酸化物」に微量の酸素をドープ、超伝導状態が発現
北海道大学と京都大学の研究グループは、銅酸化物高温超伝導体の母物質である反強磁性絶縁体「La2CuO4」に対し微量の酸素をしたところ、単層型CuO2伝導層で超伝導状態を発現させることに成功した。これにより、「反強磁性」と「超伝導」の状態を同時に実現する「二面性」を併せ持つことが分かった。(2025/9/1)
Innovative Tech:
スパコンより“100恒河沙”倍(10の54乗倍)高速 量子コンピュータ「九章4.0」を中国チームが発表
中国科学技術大学を中心とする研究チームは、これまでで最大規模となるフォトニック量子コンピュータ「九章4.0」(Jiuzhang4.0)を開発し、従来の古典スーパーコンピュータでは事実上不可能な計算を瞬時に実行できることを実証した研究報告を発表した。(2025/8/28)
Innovative Tech:
Y染色体を失うほど、心臓病リスクが増加──50歳以上の男性1万人を調査 スウェーデンチームが研究
スウェーデンのウプサラ大学などに所属する研究者らは、男性特有の遺伝的変化が心血管疾患リスクと関連することが明らかになった研究報告を発表した。(2025/8/26)
研究開発の最前線:
ナノ細孔を利用し、異種モノマーを自動で仕分けて並べて重合する新技術
東京大学は、金属有機構造体(MOF)のナノ細孔を利用して、異なる種類のモノマーを自動で仕分けて、並べて、単独で重合させる新技術「マルチタスク型ポリマー合成法」を開発した。(2025/8/26)
交差点における車両認識情報を伝送:
帯域幅が2倍、サブテラヘルツ帯利用の移動伝送試験装置を開発
京都大学の研究グループは、3GGPで規格化されている5G(第5世代移動通信)物理伝送信号フォーマットに準拠しつつ、最大チャネル帯域幅が2倍以上の信号をサブテラヘルツ波帯に乗せて伝送できる試験装置を開発した。(2025/8/25)
Innovative Tech:
電気の基本単位(ボルト、オーム、アンペア)の基準を一度に作り出す「次世代標準器」 米国チームが発表
米スタンフォード大学やアメリカ国立標準技術研究所(NIST)などに所属する研究者らは、電気の基本単位であるアンペア(電流)、オーム(抵抗)、ボルト(電圧)を一つの装置で基準を作り出す標準器を提案した研究報告を発表した。(2025/8/25)
ちょっと昔のInnovative Tech:
妊娠前後で脳は変化するか? 38歳の妊婦を約3年間追跡 米国チームが24年に研究発表
米カリフォルニア大学サンタバーバラ校などに所属する研究者らは2024年、妊娠前後で脳がどう変化しているかを調査した研究報告を発表した。(2025/8/25)
3Dプリンタの可能性を探る:
万博で展示される培養肉とは? 3Dプリンタで牛ステーキ肉を作る理由
大阪・関西万博で培養牛肉やフードプリンタのコンセプトモデルを展示する培養肉未来創造コンソーシアムの代表で、大阪大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授の松崎典弥氏に、培養肉が注目される背景や、さまざまな食用肉の中から牛肉を選んだ理由、コンソーシアムが目指す方向などについて聞いた。(2025/8/25)
生成AIに“オールイン”するDeNAは、活用動向を可視化する「DARS」を導入:
新入社員の78.3%が生成AI活用経験者に 企業はどう向き合うべきか
産業能率大学総合研究所が新入社員を対象にした調査によると、78.3%が生成AIを活用した経験があるという。企業が生成AI活用を推進するか否かにかかわらず、デジタルネイティブな若手従業員ほど自律的に生成AIを使い始めつつある。だが、生成AIの活用を禁止すれば、業務効率化やイノベーションを阻害するリスクにもなりかねない。どう向き合うべきなのか。(2025/8/22)
Innovative Tech:
「1400年前のイングランドに西アフリカ系の人がいた」──若者2人の遺骨、古代DNA分析で明らかに
英ランカシャー大学やドイツのMax Planck Institute for Evolutionary Anthropologyなどに所属する研究者らは、7世紀のイングランド南部で埋葬された2人の個体が、サハラ以南の西アフリカ系祖先を持つことを明らかにした研究報告を発表した。(2025/8/22)
Innovative Tech:
“退職”は健康に良い影響――慶大と早大が研究報告 50歳以上約10万人を対象に調査
慶應義塾大学や早稲田大学に所属する研究者らは、退職が健康に与える影響を調査した研究報告を発表した。(2025/8/22)
“夜型”の腰痛持ち率は“朝型”の1.46倍 藤田医科大などが公務員4728人を分析
活発に活動できる時間が夜に傾いている“夜型”の人は、朝に傾いている“朝型”の人よりも、腰痛を有する割合が1.46倍高い――藤田医科大学と名古屋大学の研究チームは、公務員4728人を対象に行った研究結果を発表した。(2025/8/21)
「走る電マ」「怪物電気ケトル」も NHK「魔改造の夜」歴代の“変態マシン”たちが一堂に、8月25日から展示会
日本の製造事業者や大学の技術者たちが、おもちゃや家電を目的外の用途に使えるよう改造し、その性能を競うNHKの人気テレビ番組「魔改造の夜」。同番組に登場した歴代の“変態マシン”たちが一堂に会する──8月25日から9月3日にかけて、ベルサール秋葉原(東京都千代田区)にて「魔改造の夜 THE MUSEUM」が開催される。(2025/8/20)
Innovative Tech:
太陽光だけで浮遊する飛行体、米国チームが技術開発 高度50〜100kmの未開拓層でも浮く 通信中継などに活用
米ハーバード大学などに所属する研究者らは、太陽光のみで地球上空の中間圏付近(高度50〜100km)でも浮遊できる軽量飛行体の技術開発に成功した研究報告を発表した。(2025/8/20)
モノづくりショールーム探訪:
よみがえる明治大正の町工場の音、工作機械の“生きた教材”ごろごろ
電動機のスイッチを入れると、白色電球がともる薄暗い工場内で、ベルトを介して動力が伝わった旋盤が動き出した――。日本工業大学の工業技術博物館は工作機械を約270台所蔵し、7割以上が実際に稼働できる動態保存になっている。同博物館の館長である清水伸二氏に、動態保存の舞台裏、同博物館の果たす役割、今後の工作機械産業の展望などを聞いた。(2025/8/15)
ラーメンの食べ過ぎ、“要注意”な属性は? 死亡リスクとの関連を分析 山形大などが6700人を追跡調査
週3回以上の頻繁なラーメン摂取は、健康リスクと関連する可能性がある――山形大学と山形県立米沢栄養大学の研究チームは8月15日、そんな研究結果を発表した。40歳以上の6725人に対し、中央値にして4.5年の追跡調査を行って分析した。(2025/8/18)
製品動向:
塗るだけで建物を断熱化、既存建物にも施工可能 大成建設らが断熱塗料開発
大成建設と大日本塗料は、日本大学の指導/評価を得て、塗るだけで建物自体を断熱化できる水性塗料「ZERO−eコート」を開発した。(2025/8/18)
無人化施工:
熊谷組らがチューリッヒ工科大学と開発した「巨大ロボットハンド」公開 奈良先端大の「自動掘削AI」も披露
筑波大学、熊谷組、奈良先端科学技術大学院大学は、自然災害発生時の復旧作業での活用を想定した建設用ロボットハンドと、自動掘削AIの動作実験を公開した。ロボットハンド技術は、チューリッヒ工科大学との国際共同開発し、壊れやすい物体でも柔らかく把持できる。自動掘削AIは「Sim-to-Real」強化学習を応用し、現場環境に合わせた最適な施工方法を自ら立案して、掘削と同時に地中埋設物もすくい取る自動化施工の技術だ。(2025/8/18)
Innovative Tech:
なぜ眠くなるのか? 英オックスフォード大がハエで検証 「ミトコンドリアが睡眠スイッチを操作」
英オックスフォード大学に所属する研究者らは、睡眠への欲求は細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアの損傷と修復のサイクルに起因することを発見した研究報告を発表した。(2025/8/18)
Merkmal:
駅名=最強の広告 「なりもす駅」「北斗の拳立大学駅」、期間限定の改名がもたらす経済効果とは?
駅名を大胆に変える“改名キャンペーン”が各地で広がっている。SNS拡散や報道露出で広告効果は絶大。高崎駅では「ぐんまちゃん駅」、京急では「北斗の拳駅」などの事例が話題を呼んだ。副駅名導入やネーミングライツによる収益化も進むなか、駅名は単なる案内を超え、地域と企業を結ぶ新たな経済資源となりつつある。(2025/8/17)
木質バイオマス燃焼灰資源化技術の実証開発(1):
木質バイオマス燃焼灰の類型化
本連載で紹介する取り組みは、環境再生保全機構「令和3年度環境研究総合推進費 ジオポリマーコンクリートに資する木質バイオマス燃焼灰の資源化技術の実証開発(JPMEERF2021G03)」で実施した内容の一部である。第1回目の「木質バイオマス燃焼灰の類型化」では、京都大学大学院 教授の高岡昌輝氏をサブテーマリーダーとした研究グループの研究内容を紹介する。(2025/8/22)
Cybersecurity Dive:
ついに『ターミネーター』の世界が到来? AIが人間の力を借りずにサイバー攻撃を計画、実行してしまう
カーネギーメロン大学の研究者は、大規模言語モデルが人間の介入なしに、自律的に計画を立てて高度なサイバー攻撃を実行したと発表した。データ侵害のシミュレーションでは、テストネットワークのうち5つを完全に侵害したという。(2025/8/15)
Google、米オクラホマ州に90億ドル投資へ──AI・クラウド基盤強化と人材育成に注力
Googleは、オクラホマ州に今後2年で90億ドル(約1.4兆円)を投資すると発表した。データセンターの新設・拡張でAI・クラウド基盤を強化するほか、大学と連携したAI人材の育成にも注力する。(2025/8/14)
東北大学の挑戦:
東北大が挑むグローバル産学連携 研究開発型スタートアップ投資の起点に
東北大学は、世界的に活躍する日本人若手研究者を対象に、社会実装と産学共創を本格的に推進する新たなプラットフォーム「ZERO INSTITUTE」を設立した。9月から本格稼働させる。(2025/8/14)
Innovative Tech:
“太陽の360億倍”の質量、超巨大ブラックホール 国際チームが発見 その大きさは「過去最大級」
ブラジルのリオグランデ・ド・スル大学と英ポーツマス大学に所属する研究者らは、「コズミック・ホースシュー」(Cosmic Horseshoe)と呼ばれる銀河の中に、太陽の360億倍もの質量を持つ途方もなく巨大なブラックホールを発見したと発表した。(2025/8/14)
知財ニュース:
大学と研究機関の特許けん制力ランキング2024 1位は産総研
パテント・リザルトの「大学・研究機関 他社牽制力ランキング2024」で産総研が1位となった。2位に東京大学、3位に東北大学が続いた。(2025/8/13)
応力発光半導体に磁性原子を添加:
指タッチで磁性を制御可能に? スピンドープ強磁性を発見
佐賀大学と東北大学、筑波大学、九州大学および、高エネルギー加速器研究機構らの研究グループは、応力発光半導体に希薄な磁性原子を添加することで、「スピンドープ強磁性」が現れることを確認した。(2025/8/12)
医療機器ニュース:
バーチャル医療およびヘルスケアシステムの構築に向けた共同研究を開始
NECと東京科学大学は、医療関連データを仮想空間上で流通できるようにする、バーチャル医療およびヘルスケアシステムの構築に関する協定を締結し、共同開発を開始した。(2025/8/12)
就活生、インターン情報は「いつ」探すのか? 1057人に聞いた
キャリタスは、2027年卒予定の大学生・大学院生を対象にインターンに関する調査を実施した。情報を探し始める時期はいつだったのだろうか?(2025/8/9)
東北大学の挑戦:
「10兆円ファンド」支援対象の東北大 理事・副学長に聞く「日本型研究人事」の課題
東北大学は、グローバルで活躍する主に日本の若手研究者を客員教員として招聘し、社会実装や産学共創を促進する新たなプラットフォーム「ZERO INSTITUTE」を設立した。卓越大になって東北大は何が変わっているのか。ZERO INSTITUTE設立の狙いは何か。青木孝文理事・副学長に聞いた。(2025/8/8)
Innovative Tech:
「運動不足」と「食べ過ぎ」、より肥満の原因になるのは? 都市住民や狩猟採集民など4000人以上で検証
米エロン大学や米デューク大学などに所属する研究者らは、肥満の増加は運動不足と過食の両方が原因とされてきたが、どちらがより重要な要因なのかを調査した研究報告を発表した。(2025/8/12)
AgBiS2ナノ結晶:
「環境に優しい太陽電池」実現へ 結晶の合成条件解明
東京農工大学は、より正確なAgBiS2ナノ結晶を合成反応させる際の温度について、その適切な条件を解明したと発表した。合成したAgBiS2ナノ結晶を用いて作製した光検出器は、37A/Wという高い応答度を示した。(2025/8/7)
3年以内の実用化目指す:
パワエレ回路設計の転換点 無線電力伝送システムをAIで自動設計
千葉大学と東京理科大学、崇城大学の研究チームは、機械学習(ML)と数値最適化により、負荷変動に依存せず安定した出力電圧と高効率動作を可能にする「高周波無線電力伝送システム」を全自動で設計できる新たな手法を開発した。負荷非依存(LI)動作を実現するための新たな回路構成も発見した。3年以内の実用化を目指す。(2025/8/7)
「NEW EDUCATION EXPO 2025」特別講演:
「アバターのある日常」は日本から生まれ、世界を変えていく――大阪大学の石黒教授が見据える未来社会
教育関連見本市「NEW EDUCATION EXPO 2025」において、大阪大学の石黒浩教授の特別講演が行われた。後編は、アバターによって変わる社会や生活のありようや、大阪・関西万博への取り組みをまとめる。(2025/8/6)
ちょっと昔のInnovative Tech:
テトリスを3分するだけで暴飲暴食を防げる? 海外チームが2015年に研究発表
英プリマス大学やオーストラリアのクイーンズランド工科大学に所属する研究者らは2015年、テトリスをわずか3分間プレイすることで、アルコール、ニコチン、カフェイン摂取や、飲食などへの渇望を効果的に抑制できることを実証した研究報告を発表した。(2025/8/6)
Innovative Tech:
ブタと人の細胞で作った「生きた歯」 インプラントや入れ歯の代わりになるか 米研究者らが発表
米タフツ大学に所属する研究者らは、豚と人の細胞を混ぜて培養した生きた人工歯を提案した研究報告を発表した。(2025/8/6)
医療技術ニュース:
女性がカロリーを多く消費するメカニズムを解明
東京科学大学は、マウスを用いた実験で、女性の体がカロリーを多く消費する理由を解明した。褐色脂肪組織のミトコンドリア機能の性差が、高いカロリー消費に関与していることが分かった。(2025/8/5)
ちょっと昔のInnovative Tech:
犬が好きな音楽ジャンルとは? ストレス軽減と音楽の関係を調査 スコットランドチームが2017年に発表
スコットランドのグラスゴー大学とScottish SPCAなどに所属する研究者らは2017年、音楽が犬のストレス軽減に与える影響について調査した研究報告を発表した。(2025/8/4)
研究開発の最前線:
電気の力で芳香環に炭素原子を1つ加える分子変換法を開発
横浜国立大学らは、電気の力を利用し、芳香環に炭素原子を1つ加える分子変換法を開発。芳香族五員環化合物ピロールを、六員環のピリジンへと変換する反応で、特定の位置への高選択的な炭素挿入を可能にした。(2025/7/31)
「NEW EDUCATION EXPO 2025」特別講演:
「人間型ロボット」「アバター」がAIと出会うと何が起こるのか? 大阪・関西万博「いのちの未来」プロデューサーが語る“アバターと未来社会”
6月5日から7日かけて行われた「NEW EDUCATION EXPO 2025」において、大阪大学大学院の石黒浩教授(基礎工学研究科)による特別講演「アバターと未来社会」が開催された。事前申し込みの段階で満員だった本講演の内容を、2回に分けて紹介する。今回は、人間型ロボットやアバターを研究/開発する目的、LLM(大規模言語モデル)が登場したことによるロボット/アバターへの影響と、これからのインターネットについて語った部分を紹介する。(2025/7/30)
AIニュースピックアップ:
「東京都AI戦略」策定 AIを都政の中核技術に
東京都はAI戦略を策定し、都政全体でAIを活用して行政サービスの質向上と生産性向上を目指す方針を示した。生成AIなどの先端技術を導入し、透明性や安全性に配慮しつつ、大学や企業との連携により人材育成と社会実装を推進する。(2025/7/30)
複合光触媒の固定化に成功:
人工光触媒をパネル化、CO2からギ酸を大量生成へ
三菱電機と東京科学大学は、可視光を吸収するポリマー状の窒化炭素(PCN)を固定化した光触媒パネルを用い、CO2からギ酸を生成することに成功した。ギ酸の大量生成を可能にすることで、再生可能エネルギーの利用拡大に貢献していく。(2025/7/30)
材料技術:
ガンダムに憧れ月面を研究 月の石は地球が失った情報を記録した「メディア」
立命館大学 宇宙地球探査研究センター ESEC 准教授の長岡央氏は「月面での『その場探査』・サンプル採取技術開発への挑戦〜月の石は地球創成の“ナノレベルのタイムカプセル”〜」と題した講演を行った。(2025/7/30)
研究開発の最前線:
世界初 窒化炭素をガラス基板上に固定化してCO2からエネルギー物質を生成
三菱電機と東京科学大学は、可視光を吸収する有機半導体である窒化炭素を用いた人工光合成触媒系を平面状に形成および固定化し、CO2からエネルギー物質のギ酸を生成させることに成功した。(2025/7/29)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。