米COMSOLが毎年発行するユーザー事例集「COMSOL News」の最新刊が発行された。現在は英語版のみダウンロード可で、日本語版の刊行は2015年10月を予定している。
米COMSOLは毎年同社が発行するユーザー事例集「COMSOL News」の最新刊を発表した。COMSOL Newsは、同社物理シミュレーションソフト「COMSOL Multiphysics」ユーザーの活用法が掲載されるもので、今号はNASAやネスレ等の事例をそろえる。最新刊となる「COMSOL News 2015」の英語版は現在無料でダウンロードでき、日本版の刊行予定は2015年10月としている。
40ページでの構成となるCOMSOL News 2015は、光起電材料、バイオ燃料の製造、ビル空調、音響コンポーネント設計など15件の記事が掲載。また、ゲストとしてNASAの二酸化炭素除去システム成熟ロードマップ管理マネジャーであるジム・ノックス氏がNASAにおけるシミュレーションソフトの活用方法について寄稿をしている。
COMSOLのテクニカルマーケティングマネジャー、バレリオ・マッラ氏は「今号のCOMSOL Newsでは、シミュレーションを通じて製造工程を継続的に最適化しているネスレ社の事例や、イギリス製造技術センター(MTC)における3Dプリンタ用シミュレーションアプリケーション開発などの実例を通じて、シミュレーションを用いた効果的手法を紹介しています。われわれは適材適所に各種ツールを提供することにより、革新的設計につながる環境整備をお手伝いすることを目標にしています」と発刊の意図を述べている。
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