今回は、スリット、ポケット、肉球にはφ2を。IとEの二文字にはφ1.5、Mの文字にはφ1のエンドミルを割り当てますが、使いたいエンドミルがG-Simpleのデータベースにない場合は、自分でデータベースに新規登録する必要があります。新規登録は難しくないので、新たなエンドミルを購入した時には忘れずに登録しておきましょう。切削条件は、エンドミルメーカーが公開している技術資料で確認できるので、それらを活用しましょう(方法は「Free CAMでいこう!II」内のテクニック集を参照くださいね)。
「セットアップ」→「使用ツール」へと進んで、「EM02R2」をツール登録します(図30)。
「ツール設定」ウィンドウ内の「T01,T02……」は「ツールナンバー」といいます。これは使う順番ではなく整理番号みたいなもので、このツールナンバーごとに受け持ちのツールをデータベースから選びます。
「T01」をクリック→「セットする」をクリック→「データベースからツールの選択」と進み、ツールタイプを「End mill, Rough」にして表示される一覧から「EM02R2」を選んで「OK」します(図31)
同様の手順で別の径のエンドミルも登録していきます。仕上げ用エンドミルは、「ツール」→「エンドミル」→「仕上げ」でデータベースに登録されているエンドミルを確認し、ツールの選択ウィンドウでは「End mill, Fine」の一覧から選択して登録します(図32)。
ツールの登録が済んだら、設定済みの加工に対して使用ツールを割り当てていきます。
ツールを割り当てたい加工部分を左クリックすると対象の線が赤になります。そして、「編集」→「編集」と進むと、編集ウィンドウが出てきます(図33)。
「AUTO SELECT」になっている荒加工ツールと仕上げ加工ツールを、先ほど登録したツールの中から割り当てて、下図のように変更して「OK」します(図34)。
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