ロフトワークは、同社が運営する「FabCafe Tokyo」(東京・渋谷)の店舗面積を既存の約2倍に拡大し、2015年8月5日にリニューアルオープンすると発表した。
ロフトワークは2015年7月15日、同社が運営する「FabCafe Tokyo」(東京・渋谷)の店舗面積を既存の約2倍に拡大し、同年8月5日にリニューアルオープンすると発表した。
FabCafeは、3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を備えたクリエイティブなモノづくりカフェとして知られる。2012年3月に最初のFabCafeとして渋谷にオープンしたFabCafe Tokyo。現在では全42席ある店舗に月間約4000人が訪れ、さまざまなイベントやFab企画なども催されている。また、FabCafeのネットワークは世界中に広がりをみせており、2013年に台湾・台北店、2014年にスペイン・バルセロナ店とシッチェス店、2015年にタイ・バンコク店がオープンしている。
今回のリニューアルでは、「FABrication(モノづくり)」と「FABulous(愉快な・素晴らしい)」の2つの意味が込められた“FAB”スピリットを、おいしく、楽しく、分かりやすく伝え、それを広めていく場所として、渋谷のFabCafe Tokyoをさらに強化。店舗面積を既存の約90m2から約175m2に拡張し、店舗全体をリニューアル。併せて、サービスの充実や営業時間の延長(22時までに拡大)も行われる。
既存店舗のさらに奥のスペースには、「FOOD×Fab」をコンセプトにしたオープンキッチンが設置される。ここでは、サラダやストウブ料理などが楽しめる他、トロテックのレーザーカッター「Speedy 100」が配備され、マカロンFabをはじめとしたFOOD×Fab体験が楽しめるイベントエリアにもなっているという。なお、この新規スペースで使用されているテーブルや棚などの木製品は、飛騨の国産木材が使用されているとのことだ。
また、リニューアルに併せて、ローランド ディー.ジー.のUV-LEDインクジェットプリンタ「LEF-12」を新規導入。従来のレーザーカッターと同じくWebでの事前予約制で、45分間4000円で利用することができる。
さらに、FabCafe Tokyoでサービスを提供する新たなクルー(従業員)として、パーソナルロボット「Pepper」を導入。FabCafeのオススメのメニューの紹介やFabマシンの説明などを行うという。他にも、65インチのディスプレイを6台並べたディスプレイウォールや、事前予約制のサポートカウンターの新設などが図られている。
同年7月16日までは通常営業で、7月17日〜8月4日までの期間が改装工事のため閉店となる。リニューアルオープンは同年8月5日の午前10時を予定する。ちなみに、改装工事期間中でも10階でのイベントは開催されるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.