GSR検出の高速・高精度テストを可能にするリファレンスデザイン医療機器ニュース

Maxim Integrated Productsは、モバイル医療機器やフィットネスアプリケーションのガルバニック皮膚反応検出の精度、ダイナミックレンジ、消費電力を改善するリファレンスデザイン「MAXREFDES73#」を発表した。

» 2015年06月02日 08時00分 公開
[MONOist]

 Maxim Integrated Productsは2015年5月19日、リファレンスデザイン「MAXREFDES73#」を発表した。同製品はモバイル医療機器やフィットネスアプリケーションのガルバニック皮膚反応(GSR)検出の精度、ダイナミックレンジ、消費電力を改善するという。

 MAXREFDES73#は、デジタル−アナログコンバータ(DAC)とアナログ−デジタルコンバータ(ADC)、高度なパワーマネジメントを備えたマイクロコントローラー、ファームウェア、Androidアプリを内蔵したGSRリファレンスデザインとなる。同製品を用いることで、開発とテストの時間を短縮し、モバイル医療・フィットネス製品を短期間で市場投入できるようになるという。

 また、16ビットアナログフロントエンド(AFE)の他、体温測定器、Bluetooth通信を内蔵。さらに、1回の充電で最大1週間持続する充電可能バッテリーにより、低消費電力を可能にした。

 単価は189ドルで、リストバンド形状で提供される。同社のWebサイトと一部の販売代理店で購入できる。ハードウェアとファームウェアの設計ファイル、テストデータは無料で提供され、オンラインで入手可能だ。

photo ウェアラブル設計のGSRセンサーのより高速・高精度のテストを可能にするという「MAXREFDES73#」

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