マツダの小型SUV「CX-3」では、ボディカラーに新色の「セラミックメタリック」が追加されている。「白でもシルバーでもない、ソウルレッドの赤とも共存できるような質感を持つ新色」(同社)を目指して開発したという。
マツダが2015年2月27日に発売した小型SUV「CX-3」では、ボディカラーに新色の「セラミックメタリック」が追加されている。
CX-3と同様に、新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品群のイメージカラーには、印象的な赤色である「ソウルレッドプレミアムメタリック(以下、ソウルレッド)」が用いられてきた(関連記事:「ソウルレッド」の源は「流雅」にあり、匠の13層塗りを量産技術に昇華)。
もちろんCX-3でも引き続きソウルレッドがイメージカラーになっているが、セラミックメタリックも全面に押し出している。2015年2月27日のニュースリリースに用いられているCX-3のボディカラーはセラミックメタリックであり、同日の会見で使われていたCX-3もソウルレッドとセラミックメタリックの2台だった。
CX-3は、デザインテーマの魂動を採用した車両の中でも「最もシャープで、凛とした表情を持つ」(同社)とされている(関連記事:「NDロードスター」は「魂動デザイン」のセンター中のセンター)。そんなCX-3に新しい質感を与えるために開発されたのがセラミックメタリックである。「シャープなCX-3にさらに立体感を出すため、まずは石こう像を想定した。ただ石こうをまねしても仕方ないので、少しアルミを入れることで立体感を出せるようにした」(開発担当者)という。
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