ムトーエンジニアリング、パーソナル3Dプリンタ「MF-2000」向けの水溶性サポートを発売3Dプリンタニュース

水溶性のPVAフィラメントなら、造形物が完成した後に水や湯に漬けておけばPVAだけが溶解することでサポートが除去できる。

» 2014年11月26日 12時20分 公開
[MONOist]

 ムトーエンジニアリングは2014年11月26日、水溶性の「PVA(ポリビニルアルコール)」製サポート材専用フィラメントの販売を同年12月1日より開始すると発表した。価格は、500gで7500円(税抜き)。同素材はダブルヘッド搭載パーソナル3Dプリンタ「MF-2000」向け(関連記事:業務用途でも使えるパーソナル3Dプリンタ「MF-2000」の出荷開始)。

 水溶性であるPVAフィラメントを使えば、造形物が完成した後に水や湯に漬けておけばPVAだけが溶解することでサポートが除去できる。ヘッドごとにPLAと同時装てんして出力可能だ。従来は、リムーブ材を用いてサポートを剥がす作業が必要だった。

 フィラメントは、3.0mmのみ。PVAをMF-2000で使う際には、ヘッドは3.0mm用のものに変更し、専用のSlic3r設定が必要だ。ABSのサポートは現在未対応だが、ABSで利用可能な高純度のPVAも作成中ということだ。

(左)サポートを水に漬ける、(右)サポートを除去した造形物

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