インタフェースは「Embedded Technology 2014」に出展、同社産業用PCのデモとしてブース正面に冷凍庫と飲み物用の保温ケースを設置。PCを暖めたり冷やしたりしている。
ブース正面に冷凍庫と飲み物用の保温ケース。
2014年11月19〜21日までの3日間、パシフィコ横浜で開催されている「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)」の会場では異彩を放つ展示だが、これにはれっきとした理由がある。インタフェースが行っている、産業用PCの耐温度デモだ。
同社は産業用PCやFA用コントローラーを多く手掛けており、産業用PC「CDシリーズ」では多くの製品が電源瞬断対策や耐温度や耐振動といったタフネス性能、高品質電源などの特徴を備え、産業界や防災、最近ではEV(電気自動車)の充電ステーションなどで利用されている。
今回のデモはその中でも特徴的な耐温度性能を分かりやすく示したもので、約60℃の保温ケースには−20℃〜70℃の温度下で動作するタブレットPC「TPC-C016KC12」が、約−20℃の冷凍ケースには−30℃〜70℃の温度下で動作する産業用PC「ETC-B116(S)」がそれぞれ設置されており、何の問題もなく動作していた。
タフネス性能のデモとしては、耐振動のデモも行われている。耐振動(5G)と耐衝撃(100G)を備えた“タフコン”「ITC-C3623(L6)」を振動試験器上に設置し、同じく設置した3軸の加速度センサーからえられた情報をリアルタイム表示するというもので、絶え間ない振動の中でも安定して動作する様子が紹介されていた。
製造現場は、かつてのようなクローズドなものから、標準かつオープンな環境へとシフトし、製造現場全体を最適化するための新たな仕組み作りが求められている。その中で重要な要素を担うのが産業用パソコンだ。「産業用パソコン」コーナーでは、Windows XP移行問題を含む「産業用パソコン」関連の最新情報をお伝えしています。併せてご覧ください。
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