リコール問題のあったi-DCDと同じ7速DCTを用いていることから、レジェンドのSH-AWDについてもリコールがあるのではと考える向きもあるかもしれない。
ただし1モーターのi-DCDと3モーターのSH-AWDでは、7速DCT側の動作の複雑さが異なる。i-DCDは、EV走行、エンジンとモーターを組み合わせてのハイブリッド走行、ブレーキ回生といったさまざまな動作を1個のモーターで対応する必要があるため、7速DCTに複雑な制御が必要になる。一方、SH-AWDの7速DCTのモーターは、基本的に発電のみを行い、EV走行などには用いないので、i-DCDの7速DCTほど複雑な制御は行っていない。モーターを使った走行は、TMUのモーターに任せるという役割分担があるので、7速DCTそのものを原因とする不具合はi-DCDよりも発生しにくいと考えられる。
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新型「フィット ハイブリッド」燃費世界一の立役者、「i-DCD」の仕組みCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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