GE、産業用オートメーションソフトウェアProficy HMI/SCADAをアップグレードFAニュース

Proficy Mobileとの統合により、いつでも必要情報にアクセスできるリアルタイム・オペレーショナル・インテリジェンスを可能にした。SCADAシステムとの親和性も高く、アラームへのより迅速な対応ができる。

» 2014年09月18日 11時30分 公開
[MONOist]

 GEは2014年9月10日、産業用オートメーション・ソフトウェア「Proficy HMI/SCADA-iFIX」「Proficy HMI/SCADA-CIMPLICITY」のアップグレードとインダストリアル・インターネットに対応した新たな機能を発表した。

 Proficy HMI/SCADA-iFIX 5.8日本語版は、「Proficy Mobile」との統合により、膨大な操業データを実践的な情報へと変換し、いつでも必要情報にアクセスできるリアルタイム・オペレーショナル・インテリジェンス(RtOI)を可能にした。Proficy Mobileは最新世代のiOSとAndroidデバイス上で利用できるため、プロセスの効率性を高めて、ダウンタイムを削減できる。

 SCADAシステムとの親和性も高く、管理者はワークフローの表示・実行ができる。そのため、アラームへのより迅速な対応が可能となっている。Google Mapsで使用できるジオ(位置情報)インテリジェンス機能も簡単に利用できる。

 また、最新世代のビジュアリゼーション・ツールと信頼性の高い制御エンジンを含み、より効率的なレンダリングも可能。CPUの占有領域の少ないダイナミック型のグラフィック・レゾリューションに対応し、ワイドスクリーン・モニターや液晶ディスプレイ上でグラフィックスの解像度を変更できる。

 Proficy HMI/SCADA-CIMPLICITYは、企業のSCADA環境、機器、リソースなどの情報を正確にモニターし、制御できるもの。今回、発表されたバージョン9.0では、より効率的なアプリケーション開発や既存システムの範囲拡大、最新のOSと相互運用性技術が有効利用できる機能などを追加した。また、RtOIを通じて時間や場所を問わずに適切な情報を提供することで、トラブルへの対応時間も短縮できる。

 さらに、コンフィギュレーション機能や豊富なプロトコルとのインタラクション、アラーム音削減によるオペレーター・エクスペリエンスなども向上。新たに、Proficy Historian for SCADAも搭載した。

photo Proficy HMI/SCADAのスクリーンショット(イメージ)

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


関連キーワード

SCADA | FA | FAニュース


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.