東レの中国・新研究施設が完成。上海を拠点とする研究・技術開発の新体制を確立製造マネジメントニュース

実験室、試験工場、分析室などを備える。中国顧客固有のニーズに合った新商品・技術開発、技術サポートを一層強化し、中国事業の拡大を目指すとしている。

» 2014年07月04日 12時50分 公開
[MONOist]

 東レは2014年6月16日、中国・上海にある東麗先端材料研究開発(中国)(Toray Advanced Materials Research Laboratories(China)、略称:TARC)に新研究施設を完成させ、上海を拠点とする研究・技術開発の新体制を確立したと発表した。

 TARCは、2012年1月に上海で発足した中国事業拡大のための研究・技術開発拠点。主に、樹脂、フィルム、炭素繊維複合材料、電子情報材料、水処理・アメニティーの各事業分野の戦略に基づいた中国顧客向けの製品開発や技術サービスを展開している。

photo 新建屋の外観

 今回完成した研究施設は、延べ床面積6725m2の鉄筋コンクリート造3階建てで、実験室、試験工場、分析室などを備える。さらに、フィルムや炭素繊維複合材料、電子情報材料などの製品開発・技術サービス機能充実のため、成形機や印刷機などの試作・分析・評価の設備を導入した。

 これにより同社では、中国顧客固有のニーズに合った新商品・技術開発、技術サポートを一層強化し、中国事業の拡大を目指すとしている。

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