ZMPの「ハートモ」は、心拍データを解析して心拍の乱れを判断する見守りシステムだ。不調になる前にスマートフォンにメッセージを表示する。また乱れが生じた個所のデータをクラウド上に保管して、保管したデータを症状履歴の経過として提示することが可能だ。
ZMPは2014年7月1日、日本獣医生命科学大学と共同開発した、心臓を24時間見守るシステム「ハートモ」の販売を開始した。価格は1万9800円(税別)。出荷時期は8月中の予定である。
ハートモは、13gの小型心拍センサーを胸に取り付け、スマートフォンと通信して心拍データを可視化するシステム。心臓に不整脈などの不安を抱える人、心筋梗塞などの心疾患を抱えて通院したことがある人、40〜60歳の働き盛りのビジネスパーソン、重責を担う上級マネジメント層による利用を想定している。
日本獣医生命科学大学でヒトの循環器内科学の専門家である大坂元久教授と共同開発したアルゴリズムにより、心拍データを解析して心拍の乱れを判断。不調になる前にスマートフォンからメッセージを出す。また乱れが生じた箇所のデータをクラウド上に保管して、保管したデータを症状履歴の経過として提示することが可能だ。
また、心拍データを楽しく計測できるように、交感・副交感神経の活動状況を、「両神経ともに高い」「交感神経だけ高い」「副交感神経だけ高い」「両神経ともに低い」の4つの状態に分類し、「心の声」として感情を推定する機能も備える。仕事中に集中しているか、ぼんやりしているか、パーティーのときにドキドキしているか、退屈しているかなどの感情がスマートフォン上に表示されるという。
ハートモは「iPhone」とAndroid端末に対応する。アプリとクラウドサービスを体験版として無償で提供する予定もあるという。
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