温度・流量・圧力などの測定データを受け取り、それらを適切な値に保つようバルブなどの操作端に指示を送る制御機器。TFT液晶画面を採用することで、視認性を大幅に向上。出力を保持したままディスプレイの交換が可能となった。
横河電機は2014年5月12日、視認性と保守性を向上させたシングルループコントローラ「YS1000シリーズ」の機能強化版を発売した。
シングルループコントローラは、温度・流量・圧力などの測定データを受け取り、それらを適切な値に保つようバルブなどの操作端に指示を送る制御機器。電力、石油精製、石油化学、化学、鉄鋼など、さまざまな産業のプラントで使用され、1つの制御ループに対し1台設置される。
新たなYS1000シリーズでは、ディスプレイ部分にTFT液晶画面を採用することで、視認性が大幅に向上。STN液晶の従来製品に比べて視野角が1.5倍に拡大した他、コントラストや輝度も向上し、ディスプレイの推奨交換周期も長期化した。また、操作端への出力を保持したままディスプレイの交換ができるため、稼働中のプラントでも交換が可能となった。
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